Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

サナトリウム

2014-01-12 | 想い・雑感
小学校にも上がらぬころだと思うが
入院中の叔母さんを見舞ったことがある
季節はいつだったかわからないが
真夏や真冬ではなかった

平屋の病棟がいくつか立ち並び
病室の前は庭のような風情だった

母親に手を引かれて行った時には
結核療養所というものが
どのような病院かわからないほど幼かったが
何年か後にその意味を知った

叔母さんは逝った

結核は死病とされ
一旦その病にかかれば
死を意識するのは
現代の我々が
癌の診断を受けたときと同様だろう

療養所という名前が示す通り
できることは良い空気を吸って療養することのみ
対症療法は行われたとしても
病自体に対する積極的治療はなされない

ホスピスは
サナトリウムから対象となる疾患が
結核から末期癌などに変わっただけで
症状緩和という意味では
同じ流れという面があるように思う
そして
死から生を思うという意味でも


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