バイクいない歴

若い人が
彼女いない歴○年とか
彼氏いない歴△ヶ月とか言うのを聞いて
そんなの縁なのだから
言っても仕方ないじゃないか
とおっさんは思っておりました

ところがここに来て
バイクいない歴2週間を越え
いない時間を見つめる気持ちが少しわかりました

この2年数ヶ月
連続してバイクに乗らないのはせいぜい数日でしたから
週単位で乗らないとなにか鬱々とした気分になってくる

もう少しの辛抱だけどね

役割分担

総合病院で全ての軽症患者さんまで診療するというのは無理であり
症状が安定していたり
症状がそれほど重くなかったり
積極的な治療をしても改善の見込みがなかったり
手術の経過が良く頻繁な診療が必要なかったり
という場合には
もともと紹介してくださった先生や
開業の先生方に紹介することがよくある

病態が複雑な患者さんや
入院治療が必要な患者さんにエネルギーを集中するために
例えば整形外科の先生なら
少し膝が痛むというくらいなら
近所の先生へ紹介しましょうということになる

でもどうしてもそこで
「診てくれない」
という不満が出てくることになる
難しいところです

医療とすれば
役割分担をきちっとしたほうが
負担が分散されて
よりよい状況になるはずなのですがね

禁煙

今朝　回診中の際
患者さんが
そろそろ煙草を減らさなければ…
とつぶやいていた

おお
やっと止める気になってくれたか
と思ったところ
どうも
煙草の値段が上がるためらしい

喫煙者が随分減り
病院内ではほとんど喫煙できない状況になっているせいか知らなかったが
10月1日付けで
随分高くなるようだ

肺がんなどだけでなく
直腸癌などでも喫煙との関連が明らかになりつつある現代
吸わざるに若くは莫し

腑に落ちる

抗がん剤治療を開始するにあたって
本人とその身内の方に
癌であること
どの程度の進行状況か
どのような治療を行っていくか
というようなことを説明する

説明内容の要約を
文書にしてお渡しもする

だから
ご自分が癌であることは
聞いているはずなのに
しばらくして
身内の方に　「俺は癌かもしれない…」　と漏らしたり
私に　「癌なんでしょうか」　と尋ねたりする方が
時におられる

そんな時は
①　もともと理解力が乏しい
②　認知症が進み始めている
③　自分が癌であることを認めたくない

などが考えられるが
③なんだろうなと感じることが少なくない
そんなとき
治療方法を変更するたびに
きちっと説明はするが
癌であることを強いて納得させようとはしない
無理にそうすれば
その方の逃げ場がなくなるような気がするから

納得するときがくれば
すとんと腑に落ち
自ら納得するであろうから

真犯人？

帝京大学病院での
多剤耐性菌の問題で
警視庁捜査１課が動き出すような報道を見て
少し滑稽さを感じた
なにせ
一人あるいは少数の真犯人をみつける
などという発想で対応するようなことではないのだから
警察の出番ではないのである

さらに
薬理学　細菌学　公衆衛生学　医療経済学その他
多くの専門分野が寄り集まり知恵を出し合って
多剤耐性菌問題の対策を作り上げることが急務である現状に
とことこ真犯人を探しに出てきても意味がないのである

患者を死に至らしめた真犯人は
多剤耐性菌？
耐性菌を誕生させた抗菌薬？
ウィルスによる風邪にまで抗生物質を処方した医師？
一部の地域で発生した多剤耐性菌をあっという間に世界へ広げる交通機関網？
・・・？

どうみても
警察の出番ではない
まあ早晩諦めるとは思うが
メディアの報道も
どこか帝京悪しとのイメージーを広めるようなきらいがある

今後日本のあちこちで
耐性菌特にスーパー耐性菌の問題が出てくるでしょうから
メディアも警察も中途半端にこの問題をやると大変ですよ

発電できず

バイクの不調は
ジェネレーター（発電するところ）の問題だったようで
修理となると
丸ごと交換になる模様
随分高額になりそうなので
ここで修理か　中古車を探すか
思案のしどころ

それにしても
すでに1週間以上
バイクなしの生活

どうも体によくない・・・

身を処す

胃癌と同時に肝臓癌が見つかり
胃全摘術と肝部分切除術を施行したOさん
大きな合併症もなく
現在は術後の補助化学療法のため外来通院中

術後の方とすればお元気で
顔色もよいのだが

「仕事を止めた」
とのことであった

タクシーの運転手をされていたのだが
人の命を預かる自信がなくなったと
奥さんと相談されて止めたとのこと

なかなか
スパッと仕事を止めるのは難しいと思うのだが
なんとも潔いあり方

局地的雨

アメリカ中西部は
平原へと続く丘陵地帯であり
田舎のフリーウェイを走ると
車で数時間はかかるような場所まで見渡せることがある
遮るものがないので
全方位広い空が広がる
これくらい広いと
雨雲から落ちる激しい雨や雷が
晴天の空の下に居る自分から見渡せることもしばしばである

一方日本では
それほど広い空を見渡せる場所はそれほど見当たらず
あそこは雨だね
とわかるような雨雲を遠くに見るなどという経験は
あまりできない

ところが今年の夏は別
あそこだけ降ってるね
とわかるような雨雲を
時折目撃することができるのだ
それくらい
雨雲が非常に限られた領域にのみ発生する傾向が
見られるということなのでしょう

親亀の背中に小亀を・・・♪

昨年の夏
草千里２００９という催しで撮影した写真集ができあがり
それを受け取りに
再び草千里へ

昨年ほどの混雑はなかったが
やはり多くのバイクが集まっていた

写真集を受け取り
機嫌よく帰路に着いた

久住連山を縫い
快調に下っていたが
途中ABSの警告ランプが点灯

？と思っていると
計器類が消えたり　点いたり
そして久しぶりに出てきた信号で止まると
そのままエンジンも　プスン・・・

すぐ横の店の駐車場で
押しがけをしたが
一旦動き出してもまた停止

これはダメだと
お世話になっている店に電話をかけ
トラックで迎えに来てもらった

2時間くらいかかる
とのことだったので
歩いて10分くらいのところにある
地域の人が使用するであろう温泉に30分ほどつかり
ちょっと落ち着いた

さあトラックが到着し
帰路に着いたわけだが
15分ほど走ったところで
このトラックが白煙を上げ始めた
どうもエンジンのファンベルトが切れて
オーバーヒートしたらしい

仕方がないので
レッカー車を要請

到着を待つ間
クーラーの切れた
蒸し暑い室内で
突然襲い来た豪雨に包まれていた

1時間ほどでレッカー車到着
レッカー車といえば牽引するのかと思いきや
荷台が後方に延びると同時に
地面近くまで降りてきた
私たちはトラックごとその荷台に引き上げられたのちレッカー車の車内へ

レッカー車の上に
１．５トンのトラック
そのまた上に私のバイク

まさに親亀　小亀　孫亀状態

さあこれで一気に
と思いきや
夏休み最後の日曜日でした
渋滞の高速道路を超低速で走ったのでした

ここまでいろいろ重なることは
もう無いと思うし　そう願いますが
実に疲れました

ついでにその夜
緊急手術に呼び出されました・・・

撃墜

大韓航空機撃墜事件から27年もの月日が流れたのですね

北海道稚内市の声問海岸で
犠牲者の霊を慰める「稚内市平和祈念の灯」がともされた

とのニュースを見て
過ぎ去った星霜と
その間ずっと哀しみを抱き続けた人がいることを
あらためて思う

ソ連は地球上からなくなったが
その立役者の一人である
ゴルバチョフさんは
いまだ冷戦構造は残存していると発言している

ということは
この撃墜事件のような悲劇が
違う形で起こる可能性があるということなのだろうか

not so heated

とうきょうのほうそうきょくは
まいにち
あつい　あつい　と
ほうそうしていますが

ちほうでは
あついながらも
あさ　ばん
あきのけはいを
かんじるように
なってきています

せみのこえより
むしたちのこえが
ゆうせいになってきています

あついなつじょうほうの
ねつにうかされてばかりいて
じょうほうをはっしんしていると
いまのきせつを
あじわえませんよ