Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

加齢

2011-07-10 | 想い・雑感
スノーケリングをしていた50代半ばの男性が
溺れてしまったとのニュースを見た
50代はまだまだ気力 知力の衰えを感じないので
肉体的衰えを軽く見ることがあるのかもしれないが
確実にその能力は落ちている

こんなはずでは…
ということはよくあるはずだが
認めたくないという気持ちが働きもする

私の場合はアルコールであろうか
それほど飲んでいないつもりが
帰宅途中の経過に
記憶の欠落が見られるようになってきた

毎日の晩酌はなしにして
しらふの頭で
本でも読みましょう

逸見さんと同じ…

2011-07-08 | 想い・雑感
今でも胃癌患者さんに対する説明の際に
逸見さんのことが持ち出されることがあるようで
先日紹介されてきた方は
「逸見さんと同じ」という前医の説明に落ち込んでしまっていた

○○と同じように…
という説明はわかりやすい面もあるが
どこが同じなのか曖昧な時もあるし
言う方と聞く方では全くとらえ方が異なる場合も多いので
注意が必要

では逸見さんと同じ の内容を探ってみると

1:胃癌である・・・・・・・・・・・・・・・○
2:印鑑細胞を認める・・・・・・・・・○
3:アナウンサーである・・・・・・・・×
4:早稲田大学出身である・・・・・×
5:進行がんである・・・・・・・・・・・×  早期がんである
6:スキルスタイプになっている・・×  なっていない
7:根治困難である・・・・・・・・・・・・×  十分根治可能である
8:ハンサムである・・・・・・・・・・・・△ 意見が分かれる
9:男である・・・・・・・・・・・・・・・・・・○

恐らく紹介元の医師は
1と2を伝えるのに逸見さんと同じという表現を用いたのだと思うが
患者さん本人とすれば
5と7が前面に出てきてショックを受けたのだろう

例を挙げて説明するときには
きちっとその内容まで伝える必要がありますね
今回の方の場合は
恐らくその医師は説明したのでしょうが
患者さんの頭の中に「逸見さん」の一言が反響し
他の説明が入ってこなかったのだと思います

いずれにしろ
適切な例を挙げるのはむつかしい

頭のけが

2011-07-07 | 想い・雑感
子供の頃
時折プロレス中継をみた
頭から流れる血を見て
痛そ~

でも頭皮が切れると
大した傷でなくてもよく出血する

夜中の3時に頭部外傷で起こされた
頭頂部の傷を見るとほとんど見えないほどだが
拭いてもすぐにじわ~っと血が出てくる
しかも鮮やかな赤なので小さな動脈が切れてしまったのだろう
糸でしっかり結紮しようやく血が止まった
確かに枕がぬれていたというのもうなずける

夜中といえど受診して正解です

ただ

眠いzzz

一人

2011-07-06 | 想い・雑感
一人暮らしの割合が増えていると聞きますが
一人で暮らしているだけでなく 
身内がいないという人の割合も増えているのでしょうか

手術の説明をするときに
近所のお友達や
職場の同僚や上司
などとともに説明を聞かれる方が
まれではなくなってきました

外科の場合
治療の対象は癌などの悪性腫瘍であることが多く
説明の内容が厳しくなることもあります
それをともに聞いて支えてくれる身内がいない
というのは随分心細いように思います

身内と呼べる人が近くにおられない方は
そういう現実を知って
いざというときの相談相手を
普段の交流の中で育んでおくのがよさそうです

物言い

2011-07-03 | 想い・雑感
私が正しい日本語を使っているという自信はないが
汚い あるいは ぞんざいな物言いというのは
気持ちが悪く嫌いである

自然はすべて美しく作られているというが

言葉使いも美しい響きを奏でてこそ自然で気持ちが良いものだと思う

ラジオのニュースでちらりと聞いた復興にかかわる政治家の言葉使い
驚いた
相手に対する礼儀を微塵も感じられない

私にはこの政治家を信用することはできない

異口同音

2011-07-03 | 想い・雑感
鯉がたくさん泳いでいる池などで
餌を投げ込めば
多くの個体が一斉に集まり
体をぶつけ合いながら
空に向かって口をぱくぱく開けだす
最初は面白がっていても
私は気持ちが悪くなる

管さんを支持するわけでもないが
管さんに向かって大きく口をあけている
民主党議員の皆さんの姿が
その鯉に重なる

あくまで私の感覚なのであしからず

異口同音

という言葉が浮かぶ
異口は異なる音を発するのが自然
集団が同じことを言いだす状況は
不自然だし不気味だ

96歳

2011-07-02 | 想い・雑感
こけて腕と足にけがをしたとのことで
救急外来を受診されたのは
96歳の女性

転倒したとき
鉢を動かそうとしていたとのこと

その年齢で
ご自身の足で移動していることだけでもちょっとした驚きだが
植木鉢を動かすとは大いに驚いた

こちらが大きな声を出すこともなく
必要な質問に的確に答えてくださる

深く背中が曲がっていること以外問題もなく
普通に日常を送られているようだ

普段服用しているお薬を尋ねたときには
薬の名前自体が出てくるのにも驚いた
多くの方は
 血圧の薬 とか 心臓の薬 とかいうくらいが普通なのですが…

時折薬の名前が出てこない私などは
この方より機能低下が進んでいるのかもしれない

驚きとともに
自信をなくす
当直です