Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

へそ

2012-02-16 | 想い・雑感
お臍を触るとお腹が痛くなる
なんてことを聞いて育った人が多いのか
手術でお腹を開けるときには
お臍をよけて開く人がほとんどである
私もその一人

でも腹腔鏡下手術を行うときには
そのお臍からカメラ(腹腔鏡)を入れることが多い

お臍の底の部分は
筋膜が無いので腹腔内に到達しやすいし
終了後の傷が目立たないので
絶好の場所なのです
私も腹腔鏡手術の時はお臍がお気に入り

なお
なぜお臍を触るとよくないという
言い伝えができたのかは知りません
胎児の時に母親と臍帯でつながり
栄養を取り入れ老廃物を捨てる出入り口が臍であった
ということが関係していると私は思っています

触りすぎると
そこからばい菌が入り
ひどいときにはもともと存在していた
血管構造に沿って菌が広がり
昔なら命を落とす人もいたんだろうと推測します

いまでもお年寄りの中には
お臍の中にたっぷりの垢をため込んだ人を
時に見かけます

死の連想

2012-02-15 | 想い・雑感
糖尿病や高血圧になると
血糖や血圧をコントロールしながら
日常生活を送ることになる

これらの病気になると
心筋梗塞や脳卒中発症の危険性が上がる
という意味では突然死の可能性を突き付けられたことになる

でもみなさん意外と気にせずに
びくびくすることもなく
死を身近なことと思う風もなく
普通に日常生活を送っている

ところが癌と診断されると
大いに慌てる
死 という言葉が目の前を行きかう

同じ日に
Aさんはかなりの糖尿病と診断され
Bさんは乳がんと診断された場合
Aさんの方が先に命を落とすことだって
十分あるというのに

やはり乳がんと言われたBさんの方が
死を思うんだよね

ただね
同じ日に健康診断を受けて
異常なし と言われたCさんが
先に死んじゃうことだってあるんだよね

そう
結局みなさんおさらばする
今を大切に生きるしか ないよね

再発

2012-02-14 | 想い・雑感
癌にたいして手術を行った場合
その後再発の可能性がついて回ることになる

外来で定期的に検査を行っているうちに
腫瘍マーカーが上がってくる
CT上に気になる影が出現する
痛みなどの症状が出てくる
などということがあると
再発を疑うことになる
そしてそのことを本人にお伝えすることになる

癌と最初に診断されたときは
あれよあれよという間に手術になった
と言う感じのことが多いだろうが
再発となれば
手術の疲れも取れ
癌が治ったとの期待が大きくなった頃に見つかることになり
聞かされる側のショックはより大きくなると思われる

外来中
ご本人の顔を思い浮かべながら
どんな風に説明をするかを考えた上で
診察室にお呼びする

説明と質問の時間を充分とるために
少し順番を後回しにすることになる


太平シローさん

2012-02-12 | 想い・雑感
太平サブローが
やすしのまねをやり始めたころ
相方はどうしたんだろう
と思ったけれど
そのまま忘れていた

太平シローがブラウン管(古い!!)から消えたのち
どのような人生を歩んでいたのかは全く知らないが
いきなりの訃報

基礎疾患があったのか否かはわからないが
心室細動を起こし急逝したとのこと

まだ55歳だったのですね

突然自分を襲う体の異常
あっ と思う間もなく
薄れる意識

そこで人は何を見 なにを思うのか

合掌

瞬間移動

2012-02-12 | 想い・雑感
下弦の月を見ながら
太陽と地球と月の位置関係を
イメージしようとすると
いきなり自分の視点が
月の近くから地球と月を見比べる位置に瞬間移動

夜空を見上げる自分の姿なんて
全く見えず
夜空には小さく見える月が
巨大な天体として迫る

衛星画像などが
脳内に蓄積されているのだろうが
行ったこともない宇宙空間に身を置く自分に驚いた

ところで我に返った

一瞬の宇宙旅行

不自然

2012-02-11 | 想い・雑感
駐車場の隅に残っていた落ち葉

すっかり乾燥し
風に動かされたときに砕けたのか
細かい破片に分かれている

舗装された場所では
なんとなく汚れて見えてしまうが

月日が経てば
土に戻っていくはずのもの

土に帰れない葉を
掃き取ってしまいながら
不自然を思う

仕方がない

2012-02-08 | 想い・雑感
高齢になれば
筋力が衰えるばかり
と思っている人も多い

確かに高齢者は
病気で安静にしてたりすると
かなりの勢いで筋肉量が落ちる

一旦落ちると
回復に時間がかかる

でも栄養を摂り
体を動かせば
ゆっくりと 確実に
筋力が回復してくるのだ

ただし
どんなに栄養を補給し
リハビリをしようとも
衰えていくばかりの人もいる

それは
取り入れた栄養素を
もはや体が利用できなくなっている状態の人

端的に言えば
この世とお別れするときが来ている
ということになる

食事の補助として点滴も行っているMさん
全部合わせて1500Kcal程度のエネルギーを摂取し
毎日リハビリをしてもらっているのに
筋肉はつかず
ちょっと厳しいかなぁという印象

マメ

2012-02-07 | 想い・雑感
昨年Face Book に登録し
旧友とのやり取りなどを楽しんでいる

先日大学時代の友人の誕生日に
メッセージを送ったところ

相変わらずマメだなぁ
ありがとう

のご返事

えっ!! マメ??

あまり言われたことないなぁ
少なくとも
女性に対してマメだったら
もう少しもててもよかったのではないかと思うのだが

人の評価というのは
面白いものだ
意外な自分に出会うことができる

焦り

2012-02-07 | 想い・雑感
しようと思うことがたくさんあったり
期限の迫った仕事があったり
何か失敗したと思ったり… 


気持ちに焦りが生じることは
頻繁に起こる

これは
未来のことを考えられるという
人間の素晴らしい能力故に現れる感情だと思うが

やはり
今を 今できることを
一つ一つこなしていくしかないんだろうと思っている

仕事や会議に遅れそうになったとき
焦って車を飛ばしたり
慌てて部屋を飛び出したりしても
あまりいいことはない

私も仕事に遅れそうなときに
ちょっと焦ってバイクを走らせる自分に気づく時があるが
事故ったら
仕事場に着くことすらできん
などと開き直り
焦らず運転するようにしている

単に厚かましくなってきただけとも言うが…

一瞬

2012-02-06 | 想い・雑感
事故というのは一瞬
時間的余裕があるのなら
事故にはならない

取り返しのつかない一瞬である

すべての一瞬が
取り返しのつかない刹那ではあるが
事故の一瞬というのは
いつまでも取り返したいという後悔が尾を引く

ケンタロウさんが
首都高の出口カーブを曲がり切れずに
バイクが壁面に接触し
本人は6m下に落下し重症という

無事に仕事に復帰することを祈りつつ
私自身の戒めともしたい

引き取る

2012-02-05 | 想い・雑感
息子が 娘が 着くまでもたせてほしい

息をしている親に会わせておきたい
という思いを伝えられることが
時々あります

何をしても
すぐ近くに迫る死を避けることができないことは
明白なのだけど
眼を閉じ 息がとまる時を
見送らせたい 見送りたい
という気持ちが起きるからでしょう

親が息を引き取り
その息を子が引取り 引き継ぐ
そんな思いもあるのかもしれません

でも心配しなくて大丈夫
その瞬間に間に合わなくたって
親を思いだし
親の言葉や行動を
自分なりに味わい 考えることで
いつまでも親は心の中に生き続けます
引き継ぐことができます

と父親の最後を見届けられなかった私は思います

ただ
息 子 なのに
息を見届けられなかった 子 なんだよなぁ
と時折思います

手前勝手

2012-02-04 | 想い・雑感
バイクで通勤すると
どんなに風を遮っても
その日の気温を直に感じる

寒風が吹きぬける橋上で
信号待ちなどをしていると
ぶるっとくる

そんな時
橋の下を流れる川面を見ると
シラサギが数十羽寄り集まっている

寒くて身を寄せ合っているのかなぁ…

でも夏に同じ光景を見れば
涼しそう!
などと手前勝手な感想をもつんだろうね

人間の考えなんて
その多くは
手前勝手なんだろうね