Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

病床

2017-01-04 | 想い・雑感
患者さんが退院されると
病床周囲はすぐに整理され
ベッドもきれいに整えられる

少し前まで
そこに患者さんがいた
ということは少しも感じさせない

現在では
どこの病院でも
当たり前の光景なのかもしれないが
ベッドが一般的になったのは
それほど大昔ではないはず

田宮次郎主演の白い巨塔では
すでにベッドが使用されていた

夏目漱石が修善寺療養先から
東京の病院へ入院となったときの記述では
「病室は畳も青かった。襖も張り易えてあった。」
との記載があるから
明治時代の病院では
畳張りで襖のある病室であったと思われる

となると
大正から昭和初期あたりで
ベッドが導入されたのであろうか

そういえば
代々医者という人のやっていた
個人病院では
一部畳のベッドがあったのを思い出す

ほんの30年ほど前のことだから
ある程度の期間をかけて
畳からベッドへ
徐々に代わっていったのかもしれない

新春

2017-01-04 | 想い・雑感
年賀状に
迎春や新春という言葉を
書いてあることがよくある

個人的には
現在の暦でお正月を新春と呼ぶのに
抵抗を感じていた

陰暦を使用していたころと異なり
正月はこれから寒くなる時期

その季節に春を感じることは難しいのだ

ところが
穏やかな天気に恵まれた今年の年始

日の光を拝める時間が
冬至を過ぎて少しずつ長くなってきているのを
確かに実感できる

これなら
新春と呼んでも良いかな
という気がした

明るい星

2017-01-03 | 想い・雑感
日没のころから
月を先導するかのように
明るい星が見えていた

まさに明星である

細身の月のすぐそばには
赤みを帯びた小さな星も見える
こちらは火星

金星も火星も
時間とともに
月との位置関係を変えていく

ワクワクする
天体ショー

仮庵

2017-01-03 | 想い・雑感
初詣には
毎年数か所の神社を回る

その年によって
詣でる社は
多少変化する

それでも
馴染みの深いところと
現在居住している場所の近くの社を
お参りすることになる

すると
車でぐるっとめぐることとなり
街並みの変化などに
あらためて気づくことになる

当然
古い住居がなくなっていることも
珍しくない

かつては人が住み
その玄関を出入りし
独り立ちした子供も
時に戻ってきたであろう
家が消えてしまっているのだ

その様子を見ると
どこに住んでも
そこが仮の宿であるという思いが
強くなる

昔 農夫が収穫のために建てた仮の小屋を
仮庵(かりほ)と呼んだようだが
人生の一大事業として建てた家も
結局仮の庵だね

そろそろ
両親の残した家も
何とかしないといけない

門松

2017-01-03 | 想い・雑感
正月を迎える

新年の清々しさとともに
あと何回迎えられるか
とつい考えてしまう

その回数は
考えてわかるものではないが
一休さんが詠うように
「門松は 冥土の旅の 一里塚
 めでたくもあり めでたくもなし」
という思いは
多くの日本人が持っているのだろう

とにもかくにも
今この時を
味わい
生きていきましょう

みのり

2017-01-03 | 想い・雑感
神社で見かけた破魔矢
酉と米俵の絵が描かれていた

豊穣のイメージは
現代でもたわわに実る稲穂から
収穫されたお米ということなのだろう

酉年の
様々な実りを
願いたい

より多くの言葉と出会い
日本に流れる
豊かな感性を
受け取りたい

そして
人生のみのりを