現在では逸脱して、ほぼ野生化している和名の「爆蘭(ハゼラン)」は
熱帯アメリカ原産・スベリヒユ科ハゼラン属の多年草で、7月~10月頃に成ると
花径を30cm位迄伸ばし、疎らに分岐した花径の先に円錐花序を出して
その先端に径5㎜位のピンク色で5弁の小花を、あたかも正確な時計を持っているかの様に
毎日午後3時頃に成ると花を咲かせ、花はその日の夜間には閉じてしまう1日花で
開花後には結実し、この2mm程の丸い実の中には黒い種が10個位入っていて
「爆蘭」の名前の由来は、蕾が爆ぜる様に咲く蘭の様な花とか
丸い蕾の状態が線香花火を連想させる等、諸説が有ると云われていますが
爺やにとっては、午後3時頃に咲くので「サンジカ(三時花)」とか
「サンジソウ(三時草)」とか呼ばれている別名の方が分かり易すく思え
そして「太陽の陽が当たってから・・・」とか、「暗くなってから・・・」花が咲くと云うと
何となく分かる様な気がするのですが、「夏から秋の季節の午後3時頃から・・・」と云う
中途半端な時間に花を咲かせる「爆蘭」は、正確な生物時計を持っていると
考えられる植物で有り、爺やんちの庭では今年もこぼれ種から数株が育っていて
例年より早く6月下旬頃から花が咲き始めて、現在では初夏の風に吹かれて
長く伸びた花茎を揺らしながら、ピンク色をした小さな花を梅雨の時期に咲かせています
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