花咲爺やの気まぐれ通信

日々の出来事等を き・ま・ぐ・れ・に発信

先回訪れた付属薬用植物園内の棚に、少し変わった形の花が咲き始めていて・・・

2018年04月23日 | 季節の花


・・・画像のアニメは、「Giam」を使って作成しました。(画像5枚)・・・


4月18日の午後から、某製薬会社の付属薬用植物園を訪れて
「コエンドロ(コリアンダー)」を見た後に、他の花が咲いていないかと思い
花を求めて園内を散策していると、園内隅の方の棚に
ツル性植物が植えてあって、その植物に変わった形の花が
咲き始めていましたので、その名前を確認するとアケビ科の
「ムベ」と書かれた名札が立てて有り、そしてその名札には
その昔、天智天皇が現在の近江八幡市の方へ行幸された時に
老夫婦に長寿の秘訣を尋ねられたところ、この地で秋に採れる
この「ムベ」の果実を食ベているからだと話されたそうで
それに対して天智天皇が「むべなるかな(訳:いかにもそのとおりだなあ)」と
云われた事から「むべなるかな」の語源が出来たとも云われ
この「ムベ」は、日本の山野に自生するアケビ科の蔓性植物で
「アケビ」に似た果実が出来、果実は鶏卵よりやや大きい形で
秋に熟すと暗紅紫色に成り、果実を割ると緑色の果肉と種が
「キウイフルーツ」の様に成っていて、口の中で種子を
より分けながら果肉部分だけを食べると、ほのかな甘味が有り
なかなか美味しくて、古来より「無病長寿の霊果」とも云われ
強心利尿や通経作用の薬効・効能が有ると云われており
天智天皇の時代には、毎年この果実が皇室へ献上されたそうで
花期は4月下旬~5月にかけてで、花には雌雄が有って芳香が有り
花冠は薄い黄色で細長く、剥いたバナナの皮の様で「アケビ」の花とは異なり
花後には直径5cm位の卵形をした果実を付け、秋の頃に成ると熟すので
皮や果実を原料にして、飴やかき餅、酒やジャム等の加工品にされたり
またこの木の葉は、幼木の時は3枚でその後に5枚、果実が出来る頃には
7枚に成るので、「七五三の縁起木」とも云われていると書かれていました





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