西の空には綺麗な虹が出ていましたので、雨粒が付いた「ネコヤナギ」の姿を写そうと思い
お昼前に「ネコヤナギ」が植栽されている公園を訪れると、「ネコヤナギ」は赤褐色をした
芽鱗を脱ぎ始めていて絹の様な滑らかな毛が見えたり、まだ芽鱗が先端に残った
花穂が見られましたが、花穂の柔らかい毛にはまあるい雨粒が沢山付いていました
「ネコヤナギ」は河川の土手等の湿り気が有って、水はけと日当たりの良い場所に自生する
ヤナギ科の落葉性の樹木で、愛らしい形の花穂と他のヤナギの仲間の開花よりも一足早く
花を咲かせる事から春の訪れを知らせてくれる樹木として、古くから日本で親しまれ
そして枝ぶりが美しくて風流な所から、華道の花材としてもよく利用されていて
花穂に密生する絹の様な毛を、猫の毛に見立てて「ネコヤナギ」の名前が付けられたと云われ
その花穂は太めの円筒状で、絹の様な滑らかで美しい毛で覆われている雄株と
雌株が別々の雌雄異株で、雄株は雄花を雌株は雌花を咲かせて
花穂は雌花より雄花の方が大きく成り、3月から4月に成ると花が咲き始めますが
咲くと言っても目立つ様な花びらは無くて、雄花は先端にオレンジ色の葯の付いた
長い糸の様な雄しべが沢山現れ、葯が開くと黄色い花粉が出てきますが
雌花には、先端が黄色っぽい短い糸の様な雌しべが付くと云われています
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