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今の時期に何か花でも咲いていないかと、辺りを見ながら園内を散策していると
下流ゾーンの池の淵に在った歌壇の様な場所で、紫色の花が沢山咲いているのに気が付き
近寄ってみると、アブラナ科の越年草である「オオアラセイトウ(大紫羅欄花)」の花でした
「オオアラセイトウ」は江戸時代に渡来し、昭和10年代に栽培が盛んになった外来種で
現在は日本の各地で、日当たりのよい林縁の草地や路傍の草地等で半野生化し
早春から春の頃に成ると、30~50cm程の茎頂に総状花序を付けて花を咲かせ
その花は径3cm位の大きさで、赤紫色をした4弁花(十字花)の形をしていますが
この「オオアラセイトウ」には多くの和名が有って、どれが本当の名前かと思われる不思議な草花で
「オオアラセイトウ」と「ショカツサイ」が、一般的にはよく使われる名前ですが
他にも赤紫色の花を咲かせるので「ムラサキハナナ(紫花菜)」とか、葉の形が
「ダイコン」に似ていますので 「ハナダイコン(花大根)」等の名前で呼ばれる事が有りますが
「ハナダイコン」はアブラナ科に同名の植物が有りますので、最近はこの名前で呼ばれる事は少なくなり
「ショカッサイ(諸葛菜)」は、中国・三国時代の優れた軍師であった諸葛孔明が軍隊の食糧補給の為に
この植物を利用したと伝えられる事から、名前が付けられたと云われています
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