象潟(きさかた)や 雨に西施(せいし)が ねぶの花
奥の細道・松尾芭蕉
これが中国春秋時代の末期に出てくる薪売りの美しい娘
西施を連想させる事から、なんともいえず風情があって美しい)
昨年の今頃は手術を受けて、病院のベッドの上で寝ていた為
「ネムノキ」の花を、見る事が出来なかったので
今年は、そろそろ咲き始めているのではないかと思い
爺やの秘密の場所へ、6月下旬に観に行って来たら
やや見頃を過ぎていたが、予想通りネムノキのピンク色の花が咲いていた
マメ科の落葉高木である「ネムノキ」は、川沿いの日当たりの良い場所に多く自生し
高さは6~9m位で、葉は2回羽状複葉をした長さ20~30cm程で柄があり
7~9対の羽片が対生し、小葉は長さ0.5~1.5cm位の広披針形で
おのおのの羽片に36~58個程付いていて、
「オジギソウ」の葉は、触るとシューッと閉じるが
「ネムノキ」の葉は触っただけでは閉じ無くて
葉は就眠運動により、夜になると向かい合った小葉が
合わさる様に自分で閉じ、それがまるで眠るようなので
最初は「眠りの木」の名前が付けられ、その後「ねむの木」へと
次第に変化して行って、現在の「合歓の木」の名前になったと云われている
「ネムノキ」の花に近づいてみてみると、まるで花火のように綺麗に見え
1つの花に見える所には、10個~20個程の花が集まっていると云われ
ピンク色の部分は雄シベで、1つの花には30本程の雄シベが有り
その先端は黄色になっていて、花弁は小さく白っぽくて根元の方にあり
そこから30本位の雄シベが出て、花の様になっている
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