~ 恩師の「心行の解説」より ~
世の中には数々の宗教があります。
その宗教によりましては先祖供養、或いは浄霊、徐霊などの特色を持って法・道を説いておりますが、
ほんとうの正しい教えはお釈迦様のお説き下さいました正法であり、イエス様がお説き下さいました愛の正しい教えです。
高橋信次先生は、釈迦・イエスの教えの原点に還れとおっしゃいました。
現在の仏教もキリスト教もお釈迦様、イエス様のお説き下さった教えとは遠く離れております。
お釈迦様は亡くなった方のために拝んで祀りなさい、そして物を供えなさい、
ロ―ソクを立てなさいとはおっしゃっておれれません。
このようなことがなぜ日本の仏教の中に習慣になってしまったかについて少しお話させていただきます。
仏教はインドの地において二千五百有余年の昔、ゴーダマ・シッダールダ(お釈迦様)がお説き下さった教えです。
もともとゴーダマという王子様だったのです。
釈迦族というのは、アメリカのインディアンにコマンチ族とかアパッチ族とかがありますように、
インドのシャキャ族という一つの部族で、その王子様だったのですね。
このお釈迦様が、人はなぜ苦しむのかと疑問を持たれたのです。
生後間もなくお母様が亡くなられて、お母様の妹さんが継母となって育てられました。
お釈迦様は、人間として生を享けたすべての者がなぜ悲しまなければならないのか、
なぜ苦しまなければならないのか、なぜ病気をしなければならないのか、なぜ死んでいくのであろうか、
そういう生死の問題について深く疑問を持たれたのです。
そしてその苦しみから何とかして救われる方法はないものかと、徹底的に追求していかれました。
高橋信次先生の「人間釈迦」を読んでいただきますとその中に詳しく書かれてありますが、
やがてお釈迦様は自らに目覚められて教えを説かれました。
その教えがインドからチベット、そしてあのシルクロードを通って中国の地へと伝わってきました。
その伝わる道中でその土地の信仰と仏教とがミックスさらながら伝わってきたのです。
中国には道教と儒教という教えがあり、それと混ざり合ったものが朝鮮半島に伝わり、
またさらにその国の思想とか土地にある宗教などと混ざり合いながら今度は日本に伝わってきました。
この時すでにお釈迦様のお説き下さいました御教えとはかなり遠く離れたものになっているのですね。
~ 感謝・合掌 ~
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