~ 恩師の「心行の解説」より ~
先の続き・・・
間違った信仰では、会を脱会しようとしますと必ず罰が当たると言って脅します。
えらい目に遭うとか言いますがあんなものは全部嘘です。
これは組織というエゴがそのように言わせているだけでほんとうの神様とは全く無縁のことです。
神様はそんなことはいっさい関係なしに、ただ幸せになってほしい、幸せな人生を過ごしてほしいと、
その愛を私たちに注がれています。
どれほど罪を犯した人間であっても、いかに国が違ってもそれらにはいっさい関係なしに
「すべてがいとおしい、幸せに生きよ、健やかに生きよ」と言われます。
もしその苦しみがたとえ他の方から与えられたものであったとしても、
私たちが自分の心を自分で苦しめた時、父なる神はご自身の苦しみのように辛い思いをして下さるのです。
何が最も罪深いかといいますと、それは自分の心を苦しめることです。
自分を苦しめる原因は腹を立てることです。
私たちは平気で腹を立てて、もう堪らなくなるとカッカカッカと頭から湯気を上げますが、
これは自分を苦しめているのですね。
怒り、妬み、謗り、愚痴、恨み、憎しみ、貪欲、取越苦労が苦しみの原因です。
また過去の苦しみをいつまでも離さないことも苦しみです。
過ぎ去った出来事はすでに死んだ出来事です。絶対に帰ってはきません。
その帰ってこないものに対していつまでも自分の心を苦しめることは神のご意志に背く行為です。
自分の心を苦しめることは全部神様に背いているのだというこの真理を知ることです。
その時私たちの心から怒りが消えます。怒りが消え去った時どれほど心が平安であるか知れません。
嘘を言わなかった時、恨み憎む方が一人もなかった時どれほど心が平安であるか、
私は世界一の幸せ者ではないかと思っています。
集うて下さる方々は皆すばらしいお方ばかりです。
日本国中どこへ回らせていただいても全部すばらしいお方ばかりが集まって下さいます。
世の中にはすばらしくないお方もおられるはずですが、そんなお方は私の側へは来て下さいません。
そしてどこへ行っても愛され重宝していただけます。
なぜ私のような者をこんなに大事にしてもらい、皆様の愛をそのまま戴けるのか、
それは私がたださせていただくから、愛の実践をさせていただくから、
皆様から大事にしていただけるのですね。ですから日々の生活で、
まず家庭の中で心から愛の実践をすることです。
たださせていただく時、自分がしていただけます。
イエス様はこのようにもおっしゃっています。
「自分のしてほしいと思うことを人様のためにしなさい」と。
「あなた達はお互いに愛し合いなさい」ともおっしゃいました。
愛するという原因を作りますと、愛されるという結果が出て来るからです。
原因結果の法則の中にすべてのものが含まれており、
この法則から誰も逃げ出すことはできないのです。
そのことをよく理解しますと、愛することによって愛され、
させていただくことによってしていただけるということがよく分かります。
~ 感謝・合掌 ~