浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

自我越えて肉の己れを
捨し時 神と我とは
一つなる知る

{心行の解説」より。

2014-01-25 01:04:48 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

                            ~ 恩師の「心行の解説」より ~


                           「肉体先祖に報恩供養の心を忘れず」


                 私たちの肉体が在らせていただきますのは、ご先祖様があってこそで、
                 ご先祖様がなかったら私たちの存在はありえないはずですね。
                 自分の存在は、ご先祖様のお陰であるということを忘れてはなりません。
                 ご先祖様を放ったらかしている方がよくあります。仏壇は締めきって、
                 お供物をしたこともなく、正しい教えを知らなければ、仏壇はあっても、
                 その中に成仏できないお方が入っておられるということも分からないでいます。
                 しかし正しい教えに触れますと、未成仏霊が間違いなしにおられるということが分かります。
                 お墓も同じことですね。

                 お墓の中にも、私たちの肉の目では見ることができませんが、
                 間違いなく天上の世界へ帰ることができないご先祖がおられるのです。
                 なぜこういうことがはっきり言えるかというと、お仏壇に私がお参りさせていただきますと、
                 阿弥陀様のお姿も、書いてある文字も読めないほど暗いお仏壇がありますが、
                 その中に執着しておられるご先祖様にお話しさせてもらって成仏していただきますと、
                 お仏壇がたちまちにして光ってくるのです。
                 「何々家先祖代々の諸霊の皆様、このような仏壇の中におられますと、成仏できません。
                 私たちは極楽に帰ってこそほんとうの成仏ができるのです。
                 この仏壇の中は極楽の世界とは違いますから、この中におられては成仏できません。
                 この仏壇から思いを離して下さい。仏壇の中や家の中、お墓の中、愛しいお方に心を残しますと、
                 必ずその場所に自分の心が残り、これは執着となって縛られます」と言って、
                 お話させてもらうのです。


                               ~ 感謝・合掌 ~






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