~ 恩師の「心行の解説」より ~
先の続き・・・
私はいつも神様の御胸の中に抱かれているということを知っています。
そのために大安心です。
まったく恐怖はありません。
しかしそれを知りましても、日々の生活でもしも思うこと、行うこと、
語ることが間違っておりますと恐怖が襲ってきます。
嘘を言ったとしますと、やがてはばれます。
ばれるからまたさらに嘘をつきます。嘘がばれないかと思うその思いが恐怖です。
また、悪事や間違ったことをしますと、私たちの心の中にやはり神の心である良心、
神我なる我がちゃんと居て下さって、その神が自分を裁きます。
そして表面の意識が恐怖に襲われます。夜休みますとすごく怖い夢を見ます。
逃げても逃げても追いかけられる夢を見たり、崖ぷっちから落ちそうになって、
「ああ恐ろしい」としがみつくと、しがみついた所からまた崩れてきて、
底知れない所へ落ちそうになり必死になって逃げようとしている夢などを見たりします。
私は悪ガキの頃、そのような夢をいつも見ました。
しかし今はいっさい見なくなりました。
意識の中に恐怖を持った生活をしておりますと、夜休んだ時に恐怖に襲われる夢を見るわけです。
夢はただ寝ている間に起こるものと思っておりますが、これは私たちの昼の生活
が夜の意識の中に現れているということです。
生活を正した時には、そのような夢はいっさい消えるはずです。
そして夜休む前、或いは朝のトイレの中ででも神様に対して心から
「お父さん、お父様」と呼べるような自分をつくることです。
神様を「お父様」と呼ぼうと思いますと、
神様の御心から少し離れても恥ずかしくて呼べませんからこれは厳しいものです。
完全に神の子としての一日を過ごした時、胸を張って「お父さん有難うございます」と
父なる神に感謝できるはずです。
その時、父なる神と自分とはほんとうに親子であったと思うことができます。
~ 感謝・合掌 ~