~ 恩師の「心行の解説」より ~
先の続き・・・
人間の習性といいますか、慣れるということは恐ろしいことです。
かって、昭和五十四年~五十六年頃は、
迷える方が今生きている方の中に入って救いを求めてこられますと、
その都度天上界へ送らせていただきました。
最初の間は、私の側におられる方も珍しいから、テープを持ってきて用意をしてくれていました。
「なんと有難いことだなあ、見えない世界の方が即、救われるとは、
有難いことだ」と最初は感激されて、涙を流して見ていた方が、二年、三年と経ちますと、
私が一生懸命霊の方に諭していても、ワイワイそちらで喋っているのですね。
見えない世界の方に話しかけている時は、
見える世界の方もいっしょに自分に言われていると思って聞けば救われるのです。
見える方にそのように厳しいことを言いましたら、「あいつは生意気だ」と言ってきます。
見えない方にこそ、ほんとうに私の権限を持って法を伝えることができます。
見えない世界からは怒ってきませんが、見える世界の方はすぐ怒ります。
こうして話をさせていただく時と、見えない世界の方にお話させていただく時とは、
私は全く変わっているはずです。
光の天使は、「慈悲と愛の塊にして、あの世この世の諸霊を導かん」
「神より、この地上界の権限を委ねられたもの」と「心行」に書いてあります。
すべての権限とは、財政界のトップに立ったりすることとは違って、
心の世界における光の天使の権限をさしています。
私たちは心の在り方によって、どなた様でも光の天使になることができます。
もともとお一人お一人は全部、光の天使としてこの地上におりてこられたのですから、
それに目覚めることです。愛を実践し、神様の御心を行った方は全部、
光の天使になることができるのです。
そして、地上のすべての人が、自分の行いによって神様の御心を示した時、
この地上は仏国土・ユートピアの神の国が現れるはずです。
~ 感謝・合掌 ~