~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四 八つの詩句の章
三、悪意についての八つの詩句
786、邪悪を掃い除いた人は、世の中のどこにいっても、
さまざまな生存に対してあらかじめいだいた偏見が存在しない。
邪悪を掃い除いた人は、いつかわりと驕慢とを捨て去っているが、
どうして(輪廻に)赴くであろうか?
かれはもはやたより近づくものがないのである。
787、諸々の事物に関してたより近づく人は、
あれこれの論議(誹り、噂)を受ける。
(偏見や執着に)たより近づくことのない人を、どの言いがかりによって、
どのように呼び得るであろうか?
かれは執することもなく、捨てることもない。
かれはこの世にありながら一切の偏見を掃い去っているのである。
~ 感謝・合掌 ~