~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四 八つの詩句の章
五、最上についての八つの詩句
799、智慧に関しても、戒律や道徳に関しても、
世間において偏見をかまえてはならない。
自分を他人と「等しい」と示すことなく、
他人よりも「劣っている」とか、
或いは「勝れている」とか考えてはならない。
800、かれは、すでに得た(見解)〔先入見〕を捨て去って執着することなく、
学識に関しても特に依拠することをしない。
人々は(種々異った見解に)分かれているが、
かれは実に党派に盲従せず、いかなる見解をもそのまま信ずることがない。
801、かれはここで、両極端に対し、種々の生存に対し、
この世についても、来世についても、願うことがない。
諸々の事物に関して断定を下して得た固執の住居は、
かれには何も存在しない。
~ 感謝・合掌 ~