浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「ブッダのことば」より。

2017-04-05 00:07:20 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第四 八つの詩句の章 

            五、最上についての八つの詩句

796、世間では、
      人は諸々の見解のうちで勝れているとみなす見解を「最上のもの」であると考えて、
      それよりも他の見解はすべて「つまらないものである」と説く。
      それ故にかれは諸々の論争を超えることがない。

797、かれ(=世間の思想家)は、
      見たこと・学んだこと・戒律や道徳・思索したことについて、
      自分の奉じていることのうちにのみすぐれた実りを見、そこで、それだけに執着して、
      それ以外の他のものをすべてつまらないものであると見なす。

798、ひとが何か或るものに依拠して「その他のものはつまらぬものである」
      と見なすならば、それは実にこだわりである。
      と〈真理に達した人々〉は語る。
      それ故に修業者は、見たこと・学んだこと・思索したこと、
      または戒律や道徳にこだわってはならない。


               ~ 感謝・合掌 ~


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