~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四 八つの詩句の章
八、パス―ラ
830、心の高ぶりというものは、かれの害われる場所である。
しかるにかれは慢心・増上慢心の言をなす。
このことわりを見て、論争してはならない。
諸々の熟達せる人々は、「それによって清浄が達成される」
とは説かないからである。
831、たとえば王に養われてきた勇士が、相手の勇士を求めて、
喚声を挙げて進んでゆくようなものである。
勇士よ。かの(汝にふさわしい、真理に達した人の)いるところに到れ。
相手として戦うべきものは、あらかじめ存在しないのである。
832、(特殊な)偏見を固執して論争し、
「これのみが真理である」と言う人々がいるならば、汝はかれらに言え、
―――「論争が起こっても、汝と対論する者はここにいない」と。
~ 感謝・合掌 ~