浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「ブッダのことば」より。

2017-04-16 00:04:46 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第四 八つの詩句の章 

                 八、パス―ラ

830、心の高ぶりというものは、かれの害われる場所である。
       しかるにかれは慢心・増上慢心の言をなす。
       このことわりを見て、論争してはならない。
       諸々の熟達せる人々は、「それによって清浄が達成される」
       とは説かないからである。

831、たとえば王に養われてきた勇士が、相手の勇士を求めて、
       喚声を挙げて進んでゆくようなものである。
       勇士よ。かの(汝にふさわしい、真理に達した人の)いるところに到れ。
       相手として戦うべきものは、あらかじめ存在しないのである。

832、(特殊な)偏見を固執して論争し、
       「これのみが真理である」と言う人々がいるならば、汝はかれらに言え、
       ―――「論争が起こっても、汝と対論する者はここにいない」と。


                 ~ 感謝・合掌 ~



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