再読。スポーツの本質は何かを解き明かし、(特に日本の)欺瞞に満ちた状況を忌憚なく告発し、どうあるべきかをきちんと書いてある。今でもその価値を失っていない。スポーツ関係者に限らず、すべてのおとなが読むべき本だと思う。
ネットを見てみると正しく評価されていないと思う。それは、封建的前時代的な考えの要するに右翼、自分だけもうけようとするやつら、大企業などに迎合していないからだ。
なべつね、あるいは読売新聞、あるいはメディアそのもののことを痛烈に批判している。書いてあるとおり、マスコミがスポーツ関係団体を持つこと自体、さらにはスポーツイベントを主催すること自体、客観的に報道することを否定している。
スポーツをわれわれ本当のアマチュアの手に取り戻さなければならないと思う。