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黙殺 畠山理仁

2020年06月17日 | 
 いわゆる「泡沫候補」について地道に取材したもの。なかなかおもしろいし、候補者の言ってることも聞くべきものもあるし、有力候補、当選した者、こちらのいいかげんというか、どうしようもない部分もちゃんと書いてあって、読むべきものがある。
 たしかに著者の言うように、泡沫候補だってきちんとその言っていることを報道すべきだし、我々はきちんと聞いてやる必要はある。

 一方、どうせ当選しないのだ、報道してもしょうがない、聞いてもしょうがないという面がある。現状認識として。
 一度も当選してないから、公約が守られるのかどうかわかない。それは候補が嘘つきという場合もあるし、いろいろな状況がそれをできなくする、ということもあるだろう。
 当選した者が公約をどれだけ守ったか、守らなかったかはもっともっと報道すべきだし、知るべきだ。ちょうど都知事選だ。いまの都知事がどれだけ公約を守ったか、ちゃんと、もっと大々的に報道すべきだ。有力候補は露出が大きい、それだけで有利だ、だからそれだけマイナス面も大きく報道すべきなのだ。