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庶民が潤う世の中に

2021年11月04日 | シロート考え
 見かけたツイートなのだが、
「マイケル・サンデルと平野啓一郎の能力主義をめぐる対談は刺激的だった。運があり、努力して成功した人はそれはそれでラッキーだけど、彼らは社会の他の人達に恩返しすべき責任がある。それが真の民主主義なのだ。」
 まったくそうなのだが、そんな責任を果たすのはごく一部だ。
「運があり、努力して成功した人はそれはそれでラッキーだけど」
 成功した人は努力もしたろうが、運が良かったし、非情で強引だったに違いない。でも成功した後では運ではなく必然になってしまうので、すべて自分の努力の結果なのだ。だから成功しない他の奴らは努力が足りないと思う。
 政治の世界もそうだし、群がるやつらもみんなそうだ。だから庶民のことは考えない。「努力しないから成功しないのだ。」「ホームレスは自分が悪い」「セイフティーネットに自分の税金を使われたくない。」「税金を納めているのは自分が大部分だ」
「市民」の90%は今の政治状況で損をしているのだが、みんなバカだからね。20%くらいはわかっているようだが、残りは政治のことは関心がなったり、自民党じゃないとダメだと根拠なく思いこんでいたり、とにかく文句をいう「左派」が嫌い。
 世の中絶望的だ。
 それでも、他人が夫婦別姓でもなんの損もしないのにそれを妨害する自民党の奴らを地獄に落としたい。大企業や大金持ちは累進課税で金を取り、それを庶民に回すべきだ。そうなれば感謝感激、お礼を言うが、そんなの当然だ。
 これからも無理せず、まじめに働く庶民がうるおう世の中を目指して活動するぞ。と言ったって、まわりと政治的な話をする、募金をする、時にデモに参加する、くらいしかできないけれど。