せろふえ

チェロとリコーダー
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ぼけますから、よろしくお願いします。 信友直子

2024年10月15日 | 
 認知症の母を、90を超える(!)父と、離れて暮らす著者が介護した経験を映画にした同名のドキュメンタリーがヒットしたようで、そちらを見てやらなければならないと言う気はするが、ともかく図書館にこの本があって手に取った。すばらしい。この本も売れるべき物だと思う。
 僕の母はあまりボケずに亡くなったが、もちろん最後はだいぶもうろくした。父はパーキンソン病だったので長い老後、長い入院生活だった。たしか2年ほど、妻も僕も週に1度は(まだ小さかった子ども連れたりして)病院通いだった。



 でもこの本を、自分の親のことより次は自分の番だよなあと思いながら読んだ。
 どうしてこう昔気質の人たちは老いたあと公的サービスを受けることを嫌がるのだろう?この著者も公的サービス、介護を受けることが遅すぎるよ。もっとどしどし介護サービスをうけるべきだ。次は自分なのか妻なのか、同時なのかわからないが、ともかくきびしくなってきたら大騒ぎして公的サービスを受けようと思う。そうすることが世の中を回すことにもなると思う。でもまあ具体的にどうこうというにはだいぶ先のことだ。
 うちは自閉症の次女のことがある。世話になっている作業所はすばらしくて、障害者の親の葬式を出してやったり、その後の世話をしたりしてくれている。明日は我が身だ。

ひょうひょう ネルノダイスキ

2024年10月14日 | 漫画
  いかにも同人誌の漫画。とってもおもしろかった。とってもマニアック、というべきか。これが一般の書店に並んでいるのにびっくりする。売れるのか?しかもこの作者は何冊も出しているらしい。それどころではない。文化庁メディア芸術祭を受賞したとネットに書いてあるぞ。すごい。ボールペンで描いているという。しかし他のも買おうかと言う気分にはなってない。
 noteがある 

チャイコフスキー 感傷的なワルツ

2024年10月13日 | チェロ
 チャイコフスキーの感傷的なワルツは、31の名曲に取り上げられているからか、チェロ弾きにとってはわりとなじみのある小品だ。一柳信二編のチェロ小品集にも入っていて持っている。
 原曲はピアノの小品集(6つの小品 Op.51)の中の一曲で、実は弦楽器のソロでは中間部?がカットされている!チェロ用の編曲だけでなくヴァイオリン用もだ。たしかに中間部もたいしたことない気はするが(シロートのたわごとです。)あってもいいような気がするなあ。だれか中間部も入れた編曲をしてくれないものだろうか。
 個人的には昔からちょっと弾いてみてチャイコフスキーはほんとにメロディメイカーだなあと思うのだが、全然ワルツの感じがしない。もちろんわざとその3拍子を崩したメロディなのだが、それにしても、と思ってきた。今回いろいろ見たり聴いたりして、ワルツは根底というか裏というかピアノでずっとズンチャッチャとやってる。もうちょっとそれを強調して弾いてもらったらワルツっぽくなるんじゃないかと思ったことだ。

大友克洋全集1 銃声

2024年10月10日 | 漫画
 大友克洋全集は2022年から刊行されているらしい。本屋で見かけて読んでなさそうな「銃声」を買ったのだが、1巻だった。

 17―19歳、未成年期の大友克洋が、学生投稿者時代からプロデビュー後までの1971年―1974年にかけて制作した11篇の短編漫画を、制作/発表順に収録した初期作品集。
 とのことでたしかに貴重な、いかにも若書きの作品集だ。

海が…
戦場 ―習作―
「人形げき」まっちうりの少女
ルイーズ
銃声
親友
スマイリーおじさん
橋と そして…
子供たちは何処へ……
上海かぜ
密漁の夜

 そしてなんとも正直な著者自身の「解説」がついている。

 僕にとっては「童夢」の大友克洋で、この全集を買うような気持ちはないが、でも、童夢だけはこの大きな版で読み返してみたい気はする。

ハンナ(Hanna) ジョー・ライト監督

2024年10月09日 | 映画・テレビ
 いやー、見事なまでに中身はなーんにもない映画だった。北欧の女の子のアクションを見る映画。そうは言ってもすばらしくすばやい見事な殺陣、というわけでもないし、ストーリーなんて存在しないし、彼らがなんのためにどうしたいのか、どうできたのか、このあとどうなるのか、ちーっともわからない。でも見ているうちはわくわくしたし、何日かにわけて見たのだが、最後まで見るかと言う気分になったし、これはこれでいいのか。うーん σ-_-;)





 雨。夏の酷暑がウソのようだが冷静に考えてみると長袖で快適に過ごせる。雨さえやめば雑草抜きもできるだろうし、自転車も漕げそうだ。
 昨日はちょっとは楽器もさわったし、楽譜のDLも。生産的なことはなにもしてないが、碁も勝てて良かった良かった。

柿の季節にはまだもう少し

2024年10月08日 | 日記

 柿はまだ赤くならない。赤くなっているのがぽつぽつ見えるのだが、みんな傷んでいる。外からはキズがないように見えても中が痛んでいる。それでも赤いと甘い。うれしく、農民だなあと思いながら喰った。農民にとって柿は木になっている、日に当たってちょっとぬるい物だ。冷やしては甘さが感じにくくなる。





実生のケヤキ

2024年10月07日 | 
 実家の手入れをしていない畑の隅などにやたらに実生の木が生えてきて、放っておくと抜くこともできなくなる。実にまずい状況なのだが、怠け者は死んでもなおらない。それでも細々とこうして抜いたりしているのだが、どうしようもないなあ。「絶対に勝てない戦いがある。」

ワタシの生活微向上作戦 清水ちなみ

2024年10月06日 | 日記
 図書館で見かけて借りた。昔こんなのあったなあ。
 OL?にアンケートをとったもの。貧乏話とか、家族のこと、自分ちだけの習慣、ときどき爆笑する。くだらない。でもこれでいいのだ。


 昨日はなーんにもしない一日だったなあ。雨のせいにして農作業も自転車も楽器もさわらず。(楽器は天気とまったく関係がない(-_-;))次女とドライブし買い物。妻は会議なのでふたりで貧相な昼食をとり、昼寝。少しは読書。ネットで碁。酷暑はいちおう去ったのかなあ。まだ彼岸花が咲いている。地球は狂っている。

地下室のメロディー アンリ・ヴェルヌイユ監督 アラン・ドロン ジャン・ギャバン

2024年10月05日 | 映画・テレビ

 1963年の映画。ジャン・ギャバンが渋くてねえ。アラン・ドロンもたしかにいい男なのだがそれらしい安っぽさでいい感じ。「ギャング」なんて書いてあるところがあるが、やってることはただのデブになった泥棒というか強盗だ、渋いけど。今の映画で描かれる悪者はまったくすごい組織で、警察も軍も政治家もグルだし、実に始末に負えない存在でちょっとやそっとのヒーローではやっつけられるはずがないような存在だ。いやべつに現実のトランプや自民党のバカやつらのことを言ってるわけでもない。
 音楽も良いし今となってはありきたりの結末の犯罪映画だが、楽しめた。


 この映画を見終えて、たいしたことないけどここに記事を書くかと思ったのだが、もう老人はすぐすべて忘れる。あとで調べようと思ってメモしたのだが、あとで見たら地下室でもメロディでもなく、「地獄のエレベーター」と書いてあった。ん?なにひとつあってないぞ σ-_-;) 「死刑台のエレベーター」とかとまざっているのか?しかも「地獄のエレベーター」っていう全然関係ない漫画?があるのね。びっくりした。

ヴィヴァルディ リコーダーオーボエファゴットのための室内協奏曲 RV103

2024年10月04日 | リコーダー

 ファゴットに数字は書いてなく、つまり通奏低音ではなくトリオの曲らしい。このあいだ、たぶんひさしぶりにやったのだと思うのだが昔やったような記憶はまったくなく、ヴィヴァルディはみんな同じ。同じなのだが、この曲はあまりヴィヴァルディっぽくなく楽しめた。僕にとってヴィヴァルディは無駄なくり返し(音階とアルペジオ)ばかりで練習の甲斐がない、と言うものだが、あまりそんな感じがなかった。
 IMSLPに楽譜があり、MIDIも、ランパルらの録音まである。MIDIでカラオケにしてみよう。

言えないコトバ 益田ミリ

2024年10月03日 | 
 図書館で見かけてつい借りてしまった。
 どうして益田ミリがいくつも図書館に入っているのか解せない。

 言えないコトバというのは、表紙には「なんちゃって」てまだ使っていいのか? と書いてあるが、たとえば「パンツ」が使えない、ズボンは古くさい?と言うようなもので、「おひや」とか「おあいそ」とか使えないという。いやじつにたいしたことないのだが、なるほどという気もするし、いやたいしたことない。読み進めるうちにどうでもよくなってきて、さらにはようするに著者の言葉にたいする繊細さ自慢?あるいはナイーブ自慢?と思えてきた。「粋」と思うのは粋じゃないんじゃないかとか。それじゃあこういうエッセイを書くことがそれなんじゃないのか?だから僕にとってはこの本こそ「手に取れない本」ということになるのか。

猫をてなづけた

2024年10月02日 | 日記


 完全にてなづけられているのか、あるいはかってにひとんちに居着いているのか、だいぶ気を許すようになり、全身写真が撮れた。若くて美しい感じ。


 そしてうちの猫の方は餌をやりに行こうとしたら向こうに何かくわえていくところなのだ。
 行ってみると鳥をくわえている!ヒヨドリだ。

 ニャーニャー言っているが別に僕に見せようとしているわけでもなさそうだ。ばーさん猫なのだが元気だなあ。そのうちくわえてどっかは持って行ってしまった。家の中で喰わないでくれ。


 なんか写真の露出がかってに変えられてしまうのだがなぜ?

明日に向かって撃て! ジョージ・ロイ・ヒル監督

2024年10月01日 | 映画・テレビ

 どうも教養がないもんで、初めて見た。「俺たちに明日はない」と混同していたような気もする。ま、たいして違いはないか。ともにアメリカン・ニューシネマだという。僕自身こういう犯罪者を描いたものをそんなに嫌いじゃないので、きっとどこか精神がゆがんでいるような気がする。


 実になんにも意味のあることをしていない。こんなことじゃイカン。
 実に筋の悪いざる碁を打ち、頭にきて、チェロの練習をした。こんなことじゃイカン。ブルックナーと街の歌。友達と約束をし、ひとつは断り、子どもと猫に餌をやりに行き、買い物。イチジクを植える算段をした。(計画立てただけで身体を動かしてない。)
 畑仕事をしなければと思いながら怠けている。イカン。