YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

二十四節気Nno.1【立春】

2025-02-02 23:30:00 | 二十四節気
暦の上では春。

立春は二十四節気の第一。正月節とも呼ばれます。太陽黄経が315度のときで2月4日頃。

立春は春の始まりであると同時に1年の始まり。生活暦である二十四節気の基準となる日で、八十八夜や二百十日は立春を迎えた日から計算されます。

2月の初めと言えば、まだまだ寒い日が続きます。しかし、よくよく自然の様子を観察すると、植物の芽は膨らみ始め、早いものは花をつけ始めます。

「春が始まる日」というより「春の準備が始まる日」という方がふさわしい?
よく言われる「暦の上では春になりました」は、「暦の上では春の準備が始まりました」と言う方が伝わりやすいのになぁ…なんて思うわけです。

そんな春の準備を探して、寒い戸外を散歩するのはこの季節ならではの楽しみです。寒さの中で発見する春の兆しはとても嬉しいものですから(*^_^*)


〜七十二候のページ〜

初候(2/4頃〜)東風解凍
次候(2/9頃〜) 黄鴬睍睆
末候(2/14頃〜)魚上氷


〜二十四節気・七十二候とは〜

旧暦(太陰太陽暦)が使われていた時代、季節のずれを調整するために作られたのが二十四節気。地球の周期をもとに、夏至と冬至、春分と秋分を設け、さらにその間を分けて1年を24等分して、季節の特徴を表した言葉を当てています。しかし、梅雨や台風などがない中国で作られたものがそのまま使われているため、日本の季節とは多少ずれるところもあります。
七十二候は二十四節気をさらに3等分ずつして、季節の特徴を当てはめたものです。日本独自に作り直された経緯があり、より、日本の季節にあったものとなっています。


〜横浜の雨温図(1981〜2010)〜




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セツブンソウ

2025-02-02 22:40:00 | 草花
節分です

節分なので、セツブンソウ!!
写真で見ると大きく見えますが、実際の大きさは花の直径(花径)2cm。

面白いのは、黄色い部分が雌蕊でも雄蕊でもないこと



なんと花びらの一部が変形した蜜腺。その蜜で昆虫を呼ぶのですが、名前からも分かるように開花するのはまだ寒い節分の頃。

調べてみると、風媒花という風にも書かれています。雄性先熟のようです。でもわざわざ蜜腺を作り出したのですからやっぱり虫は呼ぶんじゃないのぉ〜?

あまり研究が進んでいないみたいで、ネット上にはいろんな説が見つかりました。

とりあえず花のつくりはこんな感じ↓



藤色のおしべが美しいです



少し日差しが強くて色がうまく出てませんが、春の訪れを告げる美しい花。スプリングエフェメラル(春の妖精)という名がぴったりの可憐な花です。

毎日寒いですが、節分を過ぎると「春の妖精」たちが次々開花を始めます。楽しみ〜




明日もいい日になりますように♪


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会期終了まで1ヶ月、ようやく鳥展へ!

2025-02-02 17:18:00 | 博物館・植物園・美術館・研修会なと
2月になりました!

昨年11月から始まった国立科学博物館での「鳥展」も今月で終了。
科博の特別展で「鳥」がテーマになるのはこれが初めて。行こう行こうと思いつつ、ようやく行くことができました。


平日の閉館間際というのにも関わらずすごい人!一体これだけの人がどこから集まってくるのか!?

しかもみなさんとても熱心に眺めていらっしゃる。



今、鳥が熱いのは、やはり進化の過程が明らかになってきたこと。これまで、恐竜と鳥類を結びつける手がかりは、150年ほど前に見つかった「始祖鳥の化石」だけだったのですが、1990年代になり、羽毛恐竜の化石が中国で見つかりました。これをきっかけに、「鳥類」は恐竜の中の「獣脚類」から進化したことが決定づけられ、爬虫類の仲間と認識されるようになってきているようです。ほんと、つい最近の話。



今回の目玉の一つ。翼の幅が7mもある「ペラゴルニス・サンデルシ」の実物大生体モデル。2600万年前の化石鳥類。化石の研究者と現生鳥類の研究者が協力して作り上げたという大作!!!



大迫力!!
人が乗れちゃいそうでした。
こんな大きな鳥が青空を舞う光景、そしてこの鳥が見下ろしたであろう世界。その時代から脈々と受け継がれてきた命の輪。想像するとワクワクします。

鳥展のテーマであるを最新ゲノム解析による分類」については、新しく分類された44の目ごとに多数の剥製や、詳しい解説が所狭しと展開され、鳥類の多様な姿を楽しませてくれましま。







600点を超える剥製は圧巻。わたしは序盤で息切れ、集中力が切れ切れに…(^^;;

だいぶ見逃したものがありそうです。

会場を入ってすぐの鳥の特徴についてのコーナーもわかりやすく、勉強になりました。









体力を激しく消耗し、疲れ果てた2時間半。
帰宅直後は疲労感が上回ったものの
こうして振り返ると、かなり満足感が高い展覧会だったような気がします。もし、これから行かれる方がいるようでしたら、万全の体調で臨まれることをお勧めします!



鬼は〜外〜
福は〜内〜

明日は立春です!!!


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