昨日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。
TBSニュース(ウェブ版)より抜粋↓
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動物の初鳴きや植物の開花など、気象庁はおよそ70年間続けてきた動植物の観測のおよそ9割をことしいっぱいで廃止することになりました。
気象台周辺の都市化などが進んで観測が難しくなったためですが、「さくら」や「かえで」などは引き続き観測が続けられます。
気象台周辺の都市化などが進んで観測が難しくなったためですが、「さくら」や「かえで」などは引き続き観測が続けられます。
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えええーっ
わたしが「生物季節観測」について知ったのはこのブログを始めてからなのですが、すばらしい事業だと畏敬の念を感じておりました。
きっかけとなったのはこちらの記事
生物季節観測って、このブログの指針みたいなものなんですけど…。
こんな記事も書きました↓
ちなみに横浜気象台のホームページによると長年にわたり、これだけの生き物を観測しています↓
本当に頭が下がります。
それなのに来年からは動物の観測はすべて廃止。今後の観測は、「ウメ、サクラ、アジサイ、イチョウ、カエデ、ススキ」の6種類の植物で9項目のみ!?
「ツバメがやってきました」とか、「セミが鳴き始めました」とか…、そういうのなくなっちゃうってことでしょうか???
これについてはお天気キャスターでウェザーニュースを立ち上げた森田正光氏も、ニュース配信と間髪入れずに、廃止に対する見解を出しています。
気象庁は廃止の理由として「対象を見つけることが困難となっており、また観測できたとしても結果にばらつきが大きく、気候の長期変化や季節の遅れ進み等を知ることが困難・・・・」と言っているようですが…。
長年観測してきたものが「いなくなった」「季節との関わりが見出せなくなった」ということも、貴重な観測結果と言えるのではないかと思うんですけどね。
わたしは理科の師匠から「観察では『ない』という記録もとても大切」と習いました。その通りだと思っています。
森田さんも同じこと書いてました。
そして、「予算」のことにも触れていました。
近年の自然災害の発生率は凄まじいものがありますし、そちらの対策に予算や人手が取られれて、手が回らないということなのかもしれません。
ちなみに森田さんが立ち上げたウェザーニュースでも「生物季節観測的な取り組み」がいくつか見られます。
サクラやアジサイ、ほたるの文字が見られますが、他にも季節ごとにいろいろな調査をしています。
気象庁の生物季節観測は職員の目視による観測ですが、ウェザーニュースさんは、インターネットを通して全国の利用者からの情報を収集しています。そんな手法を近年では「シチズンサイエンス」なんて呼ぶようです。
一つずつの信憑性については疑問が残りますが、数が集まることでそれを補い。精度が上がるのかなと感じています。
ひょっとすると、今後生物季節観測は民間の力に受け継がれていくのでしょうか…
「生物季節観測」や「歳時記」というのはちょっとした自然の変化に目を向けて季節を感じるという、日本古来からの文化のようなものだと感じます。そうした取り組みは民間と協力してでも国主導ですすめて欲しいと願ってしまいます。
何より80年のデータがここで止まってしまうのは惜しい。この先もデータを積み重ねていくことで、さらに見えてくるものがあるんじゃないかと素人のわたしは思っちゃうんですけどね。
森田さん始め、全国の気象に関わる皆さんの熱い思いで、この件が再考されることを切に願います。
…以上素人による勝手な意見の羅列でした(^^;;
どうなる!?
「生物季節観測」っ!!!!!
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季節の話題がギュッと詰まったホームページを新設しました→横浜歳時記七十二候
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