昨日の帰り道
午後6時。
日暮れがすっかり早くなりました。
暗闇に照らし出されるハクウンボクの黄葉。
そういえば。去年の今頃は里山で夜の自然観察会に参加したんだっけ…
場所は東京都あきる野市にある横沢入。
山の谷間に広がる谷戸と小さな小川。田んぼの横には刈り取られた稲がはさ掛けされ、いかにも里山な雰囲気。
昼とは違う生き物たちの様子。
活発に動くものもあれば眠りについたものもあり。
中には寝込みを襲われる悲劇も…
クモにとっては幸運か…
月夜に浮かぶアケビコノハ
真っ赤なガマズミの実に止まった姿が格別。
たしかに枯れ葉にそっくりですが、インパクトのある黄色と黒い斑。
黄色い部分が人の顔のように見えてきます。丸い部分が目、ラインの部分は髭に見えるし、逆さまから見ると眉毛のようでもあります。トリックアート?
こちらはシロモンノメイガ。
黒字に薄いブルー。お洒落な水玉模様の羽を持っています。
夜になって目が真っ黒になったカマキリ。
カマキリの目は偽瞳孔といって、ちょっと変わった作りになっています。
黒目に見える部分は瞳ではありません。
昆虫だから複眼だし…
暗い森を歩くと聴覚がいつもよりも働くみたいです。ちょっとした音にも反応してしまいます。
コバネイナゴが動いた音でした。
暗闇と言っても、この日は月が出ていたので、そこまで暗いわけでもなかったのですけれど…
電気がない場所だから感じられる月の明るさ。
それでも森の中で木に覆われると光は届かず…。暗闇に蠢く生き物たちにドキドキしました。
この経験をしてからというもの、通勤路の森の中も夜には違う様子を見せるのかなぁ…なんて気になっています。
ここ↓
でも、暗くなってからの一人歩きは、いくら治安の良い日本でもためらわれ…
旅行先なんかではナイトツアーに参加するくせに、いつも行く三ツ池公園の夜ですら未だに見たことないという矛盾(^^;;
機会があれば、身近なところでもやってみたいものです。
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