
私は日本に帰ってきて、排気ガスの少なさに実は驚いているくらい。バリの車やバイクの数は東京の比ではないはずなのに、道端を歩いただけで、喉と鼻の奥が痛くなるほど排気ガスが酷い。車に乗っていても、目の前をバイクが何台も通り過ぎ、日本のバイクよりも排気ガスが多いので、車の中で鼻水が出てくる。。。インドと同様に、バイクに親子4人乗り、大きな荷物を持った人が後ろにバランスを取って乗っていたり、バリ人のバランス感覚の良さが二人乗りや三人、四人乗りをしても事故を起こす確率が低いのではないか?と思われる。まさにサーカスのような4人家族乗りには驚かされる。インドでも何度も見たが、本当にたくましい。
バリでは公共交通機関がないので、車かバイクに乗るしかないのだが、自転車利用者は凸凹や坂が多いせいか?とても少ない気がする。今の東京は自転車通勤者が多いので、省エネモードの日本からすると、異様なほどのバイク率高し。
そして、ほとんどのバイクが二人乗り以上なのだ。
driver曰く、一人で乗っている人は友達がいないか?ケチなのか?淋しい人なのか?と思われるそうだ。親切で友達がいる人、仲良しがいる人なら必ず二人乗り以上が普通だと言う。二人乗りは日本では自転車だって、禁止されているし、危険が増すではないか?と意見を言うと、バイクは二人乗りがいいね。誰か乗りたい人がいたら、必ず乗せてあげないといけないし、乗せてあげる。しかし、このバイクの排気ガスの多さには閉口している私。。。車よりバイクの方がガスを使わないで済むので、バイクで行動する?とdriverが提案してきたが・・・答えはNo!使い勝手も駐車料金のことを考えても、バリで遠出をしない限りはバイクがいいに違いない。
実はバリはどこでも駐車料金がかかるのだ。普通に路上駐車していても、どこからともなく車を出す時に、「駐車係」のおじさんが出てきて、10円~30円を要求する。その代わりに渋滞している道路へ出る誘導をしてくれる。駐車するにも、車を出すにも実は大変なのだ。また、運転も狭い道が両方通行だったり、バイクが路上駐車しているので、とても運転しづらい。とても技術を要する場面が多いのだ。
また、ディーゼルのトラックも多し。東京は排ガス規制をかけているから、ある程度フィルターをかけているせいか?こんなに埃っぽくないというか、ディーゼルエンジンの車がいると、鼻をかむ私・・・「苦しい・・・バリ島は排ガス規制するべきだよ、せっかくの大自然が汚染されてしまうよ。アレルギー勃発だよ。」と英語で文句を言いまくる私。
バリ人でも女性はたまにマスクを付けてバイクに乗ってる。しかし、私は車の中にいるにもかかわらず、咳き込んだり、鼻をかんだりしているので、driverに「Lemoneは体が弱すぎるよ。大丈夫なのか?そんなに弱くて。」と半ば、呆れ気味。。。なので、「私はsensitiveなの。排ガス規制しないとこの国は公害だらけになるよ。排ガスのために税金を使うべきだ。」と反論。
しかし、やはりバイクに乗る機会があった。ウブド郊外のサリ・オーガニックという田園地帯にポツンとあるレストランに夕暮れ時に行ったのだ。夕飯を食べに行ったのだが、気がついたらあたりは真っ暗。往路は田んぼのあぜ道を20分位かけて歩いて行ったのだが、帰りは月が出てない曇りの日だったので、無理だと思った。思いつきでインドネシア人Aと出向いたのだが、Aは帰り道を全く心配してない様子。私は、懐中電灯がないから、バイクを頼むしかない、歩いて公道まで出るとしたら暗くて危険でしょう?と話すが、気楽なAは歩くつもりだったようだ。2台のバイクで二人とも公道まで送ってもらった。知らないおじさんのお腹に手を回しながら、微妙な感じを味わいつつも、途中に蛍が稲穂の周りを飛んでいて、ある意味楽しかった。

その後も、ウブドでランチを食べに行こうとしてたら、Aが予期せずバイクで迎えに来てくれたので、嫌々乗ってみた。意外と快適ではないか?というか、安全運転で他のバイクがなければ、OKです。しかし・・・突然、雨が降ってきた・・・のです。バイクだと私、濡れちゃいますから。Aは慌ててました・・・ヤバイ。。。怒られるって
