Happy Charming Life 徒然ブログ 2005~

yaplog 終了により、goo blogお引越し。2005年からの備忘録として大切にしていきたいです。

アーユルベーダリゾートの休日2

2010-08-27 21:38:26 | インド







この左の写真はカイラリリゾートのレセプションがある棟です。この写真は、ケララ州は今、収穫祭のお祭りだそうで、アーユルベーダのドクターがメールに添付して送ってきてくれました。インド人は誰でも、こうゆう風に床に絵をお花で描けるのでしょうか?

右の写真が、私が滞在中に主治医になった、ラジェッシュ医師です。彼は、インドでは珍しい独身のせいか?好奇心旺盛で、寂しがり屋なのか?とてもお話好きです。なので、アーユルベーダの話より、全く違う話を沢山しました。どこにも出掛けられないので、ゲストが本当に少なかった前半は、今日の予定は?と、聞いてくれて、リゾート内のハーブガーデンを散歩に出掛けたり、リゾートの外の田園風景や庶民の家屋のある街並みを二人で散歩して、大きな川まで軽い運動をしたりしました。彼の英語は、他のどの人よりも私にはわかりやすく、インド人の国会議員さんがゲストで来たときは、その議員が私に聞いている英語がわからず、ラジェッシュが英・英通訳してくれました。

アーユルベーダの医師は、普通の医学部の学生と同じように勉強をして、更にアーユルベーダの専門の勉強を2年するそうです。確か・・・2年だったかな・・・その後で研修が1年だったか、2年だったか・・・という感じで、けっこう時間がかかって、覚えることが普通の医学部の人より多いのだ!と語っていました。彼のデスクの傍らには、アーユルベーダの本や、インドの古典でもある昔話の本がありました。それを、私に読め、読めと薦めてくれましたが、本を開くと、英語、ヒンズー語、タミール語、マラニアム語?(ケララ州の言葉)と10通りくらいの言語で書いてあり、頭がくらくらしました。難しいから読めないと拒否しまくっていた記憶があります。

沢山、アーユルベーダ的な観点やお話を聞けるチャンスでもありましたが、医師の方がアーユルベーダより、日本や私達の価値観や生活について質問が多くて、どうしてもこちらの話を話してしまいました。私とドイツ人カップルが彼の担当で、4人でアーユルベーダのトリートメントの後にテラスでまったりとスパイスティーを飲む事もあり、ラジェッシュのほうがいつも私達に質問している・・・という感じでしょうか。。。インドの人々は、海外に行かずして一生を終える人も沢山いると思います。ケララで会った人々は英語を話しますけど、私が訪ねた人々は皆さん、ケララが一番、ケララで幸せなので、どこか他に行く気はまったくないようです。

ヒンズー教徒が83パーセント以上を占めるインドでは、やはりヒンズーの教えが世の中の常識や価値観になっています。なので、彼にとって、私やドイツ人カップルの価値観や常識とのギャップは相当なものでした。ドイツ人カップルの男性の方は、昔、日本に留学していた人なので、日本のことも知っています。彼らはパリ郊外に住んでおり、事実婚という形をとっていて、フランスでは普通ですが、インド人には理解不能らしく、彼らに変わって、世界には色々な価値観や常識があるのだ!的なお話を何度もしました。そのうち、説教モードになっていた私です。興味深く、ドクターは私の話を「へえ~」「本当に?」みたいに聞いているのですが、私やドイツ人にすると、こちらが「・・・」「嘘でしょう?」みたいなことが多くて、日本人は
西欧人なんだな~って、思ったりしました。カップルと行動を共にさせてもらうことが多くて、色々な話をしましたが、「そうだよね~」「そうそう」って、共通の観念や意識が普通に沢山あって、国の違いを感じることは全くありませんでした。

例えば、インドでは20代で結婚してない人は、「おかしい?どこか悪い?身体悪い?」と思われます。これは私には相当にショックな事実でしたが、20代でお見合い結婚(占星術師と親が決めた)して、子供を産むのが常識であり、理想です。なので、最初のカウンセリングで、ラジェッシュが「結婚してる?未婚?一度も結婚してない?」という質問をしたので、「一度も結婚してない未婚」と答えると、一瞬うろたえて、「珍しい!非常に珍しい!いや~珍しい。」と連呼したのでした。

カチン!と来た私は、結婚は個人の自由ですから、東京には結婚してない30代や40代の人が沢山います。日本は、結婚も自分の意志で自由に出来ますから、インドと違います。その事を知っておいたほうがいい。と説明しました。これは、彼だけの話ではありませんでした、インド人は全般的に「結婚してる?未婚?何歳?」を知りたがります。個人情報が行き渡り始めた日本人としては、驚き!あり得ない状況です。ドイツ人、スイス人、スウェーデン人の外国人ゲストがいましたが、どなたもそれなりに成功している優雅な暮らしをしている人々なので、いちいち先生に説明はしませんが、やはり、このインド式の質問には、皆さん違和感があると言ってました。とことん・・・個人情報を聞くのが、フレンドリーなのかもしれません。

彼とはスピリチュアルな話や、霊気の話もしましたが・・・インドはとてもスピリチュアルな有名な人がいる一方で、ほとんどの人々は生活で一杯一杯のせいか、どなたも第1・第2チャクラは全開だけど、他が閉じてるって感じです。また、自分の意志の自由で人生を切り開くことができない、職業を選べない、いまだにヒンズー教の教えをとても真面目に守っているせいもあるし、自分の選択や意志より親や占星術師の意見に従うので、第3チャクラ・第4チャクラは本当に開いてないと思いました。「あっつ・・・無理・・・無理に違いない・・・」みたいに・・・。

なので、アーユルベーダリゾートでハートの閉じた人々のケアとして、精神的なリラックスできる心のサポーターが居たら、もっとゲストは心身リフレッシュできるだろうな・・・という観点を思いついてしまいました。例えば、心に重荷を抱えている人には、カウンセリング。よくわからない不安や恐れを感じている人、気持ちの切り替えの出来ない人には、退行催眠とかね。

アーユルベーダの施術については、また別に書きましょう。











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