
今日は、3月11日~1ヶ月目であった。地震と原発の収束は、今や長期戦としか思えない。どう考えても地震は活発化しているように思えるし、原発もあの手この手で後手後手ながらとても努力しているのに、次々と難問が降りかかっている。これまた、どう考えても、短期に改善、解決できそうにもない。
こんな危機的状況が1ヶ月も続いている。いつまで続くかわからない異常な日常。私はTVの解説者の言うことを信じてはいなかったので、最初から楽観的にはとらえていない。
一日も早く地震も原発も収束してもらいたいと、海の神様にお願いに行った。ひらめいたのが、宮島の厳島神社。潮の満ち引きや神社内の建物への浸水。昔から自然と融合して、上手く付き合って来た神社なのだ。自然の力に逆らうことは、不可能であると痛感した私達だが・・・今、生きている人間達が安心に平穏に暮らせるようにお願いすること。
朝8時過ぎに小倉を出て、来た新幹線に飛び乗り広島に向かった。広島駅で走って岩国行きの在来線に乗り換える。宮島口まで行く。宮島口からJRのフェリーで宮島へ渡った。10時には宮島に着いた。福岡は暖かかったので、広島に着くまでカーディガン1枚を羽織っていたが、広島に着いたら、肌寒い・・・風も冷たい。コートを着込むことにした。4月中旬だというのに、この底冷え感は何だろうか?と思った。コートを着込み、これまた迷うことなく「厳島神社」へ。
1ヶ月前に私が、ここ広島に祈祷をしに行くとは自分でも思っていなかった。ここ1ヶ月は東北地方の大きな被災を受けられた方々と同様に、関東に住んでいる私達も、毎日のようにある地震、停電、放射能災害等今までない不安や心配を抱えている。すぐに解決はできないかもしれないけど、家で祈っているだけでは足りない気がして、厳島神社まで来てしまった。

偶然にも、結婚式が催されていた。祝いの舞が披露されている。これは、結婚式の度にいつも舞われているわけではないそうだ。新郎新婦の希望があったから。私にはこの舞の意味はわからなかったけど、新郎新婦のためにあらゆる魔を払っているような気がした。力強く東西南北、天と地の魔を払うような舞なのだ。


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