屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

セピアの森

2008年12月04日 | 旭川の風景


 幼きはセピアの森へ君とゆく

神楽岡の記憶をたどってゆくとそこはモノクロの世界・・
そのころの古いアルバムをめくってみても、写真はかなり褪色しており、
どちらにしても思い出はいつもセピア色なのである。

というわけで、
神楽岡の夕暮れの風景をセピア色にして遊んでみた。


タワーリングインフェルノ

2008年12月03日 | 映画


ポールニューマンは今年の九月に83歳で亡くなった。
さて、きょうのBS映画は「タワーリングインフェルノ」である。

パニック映画といえば、「ポセイドン・アドベンチャー」「大空港」「大地震」などなどあるけれど、
わたしは「タワーリングインフェルノ」これが最高傑作だと思っている。
ポールニューマンとスティーブマックインが巨大ビルの地獄のような火災に立ち向かう、
ラストまで息を尽かせない緊張感があって、ほんとうにパワフルな作品となった。
共演はフレッドアステア、ロバートワーグナー、ウイリアムホールデン、フェイダナウェイ・・
いずれも主役クラスの豪華な配役である。

昭和49年か50年の冬、多分、深夜興行かと思う、
子供達を寝かせてからスカラ座へいったが、
81階の一室の配電盤がショートして引火する、そのあたりから息子たちのことが心配になって、
われわれ二人、映画と現実が絡み合ってますます気が気でなかったのである。


傷だらけの栄光

2008年12月02日 | 映画


BSで 傷だらけの栄光 を観る。
ポール・ニューマン、ピア・アンジェリそしてサル・ミネオが出演、
これぞまさに懐かしのハリウッド映画である。
チンピラのチョイ役でスティーブ・マックイーンが出ていたが、
「大脱走」のときとまったく同じ顔をしていたよ。

実在の名チャンピオン、ロッキー・グラジアノの半生を描いた作品。
どちらもロッキーなので、アカデミー賞の「ロッキー」は「傷だらけの栄光」のリメーク版かと思ったが、
それとはまったく関係なかった。

ピア・アンジェリはきれいな女優さん、でも、その人生は決して幸せとはいえない。
彼女はジェームスディーンと恋仲になるも母親の反対で決別・・
その後、2度の離婚の末、1971年9月10日に自殺する。
友人に宛てた最期の手紙にこう書かれていたという。
「私が生涯で愛した男性は、ジェームスディーンだけでした」


老いた狐が彷徨う

2008年12月01日 | 旭川の風景


12月だね。
わたしの生まれた月とはいえ、一年のおわりであって寂しい月である。
昨年は父を亡くし、今年は母を亡くし、
まあ、両親はどちらも享年96歳、天寿を全うできたからよしとしたが、
中学高校の友人の訃報を聞くとそちらのほうがうろたえてしまう。
それは本能的に自分の残り火をはかってしまうからなのかもしれない。
両手の指の数しかないこれからの人生ならば、厄介な検査(入院)の合間をぬって、
どこへでも好きなところへ旅してみようかと開き直ってみたりする。
しかし、なかなか悟りきれない弱さがあって、
「太く短い」じゃなくて「細く長い」貧乏性から抜けられなく気丈を装うのも容易ではない。

神楽岡におよそ10~15センチの雪が積もっていて、
わざと踏み跡のない野を歩き回ってきた。
風は止んでいたので、わずかに聞こえるのは忠別川の流れと鳥の鳴き声だけ、
アカゲラかクマゲラの情熱的な激しく木を突く音を期待したが、
残念ながらそれは叶わなかった。

この足跡は熊か?
いやいや、これは老いた狐の彷徨と思ってください。