頭の切り替えが必要だと実感した記事。
日本に生息するヒルの一種は零下196度の超低温でも死なないことを、東京海洋大と農業生物資源研究所のチームが突き止めた。
このヒルは、本州の川などに生息するクサガメに寄生する体長約1センチの「ヌマエラビル」。
チームが研究用に冷凍保管していたクサガメを解凍したところ、寄生していたヒルが動きだしたのをきっかけに詳しく調べた。
その結果、液体窒素に24時間漬けて体内の水分を凍らせても解凍すると生きていた。
ヒルの成体だけでなく、ふ化直後の幼体や卵も生き残った。
同じ実験をした他の5種類のヒルは全て死んだ。
さて、この記事から、何を思いつきますか?
私は、そんな生物(ヒル)がいるのだ、で終わりました。
ところが、この研修所のチームは、凍死を防ぐ未知のメカニズムがあると考えた。
この仕組みを利用すれば、将来、細胞や臓器の冷凍保存など医療技術への応用が期待できる。
ここが、違う。
メカニズムを発見し、早期に実現できることを期待したい。
事実を知った時、それをどう生かせるかを考える。
新しい発想が必要と感じた。