今まで、色々な講師を見てきた。
悪い講師は、受講生がどれだけのレベルかを理解していない。
一方的に自分の知識で話して、終る感じ。
これでは、受講生の理解は難しい。
講師の俺は、色々と経験し、色々知っているだぞというスタンスは、駄目講師。
難しいことを易しく教える事ができるのが、良い講師と考えている。
受講生に理解させる力が本当の講師の力である。
私が、一番感心したのは、カメラ会社が開催しているカメラ教室の講師。
専門学校を優秀な成績で卒業し、有名な写真家に師事し、その有名な写真家に講師として推薦されてなっている、限られた人が講師として教えている。
カメラ教室には、若い人もいるが、60歳以上の定年退職者が多い。
中には、80歳代の人もいる。
カメラの知識がない人に、シャッタースピード、絞り、ISO感度を分かり易く教えている。
難しい事を、分かりやすく易しく教える力は、凄いと思った。
講師は、こうでなくてはいけないと気づかせて頂いた。
しかし、色々な研修の講師に、この手の人が少ないのが現状で、嘆かわしい限りである。