普段は、見ていないが、偶々、見たTVでの話。
それが、ミヤネ屋。
あまりのタイミングで、笑ってしまった。
羽毛布団の産地偽装の話題の後に、ある通販の羽毛布団のCM。
そのミヤネ屋のTVの内容は、ここを参照。
記事のタイトル:『ミヤネ屋で放送事故? 羽毛布団偽装の特集中に“皮肉なCM”』
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/181068
この記事では、通販会社となっているが、そのCMは、『ジャパネットたかた』のこの商品である。
https://www.japanet.co.jp/shopping/internet/InetGoodsSearch.do
商品は、『モリリン 洗えるダウンケット シングルロング2枚組 ピンク/ブルー JTD060S』です。
商品検索するか、『寝具・家具』のカテゴリ―の寝具で検索すると商品が表示されます。
なお、この商品の税抜価格、9,980円です。
なお、この商品の品質についは、私は部外者でコメントできません。
番組での対応方法を考えてみました。
1.CMの放送時間を、昨日だけ、前倒しにして放送するべきだった。
2.ジャパネットたかたは、昨日だけ、取扱い商品を替えて放送するべきだった。
3.CMの差し替えができないのであれば、放送を担当しているディレクターは、昨日だけ、ジャパネットたかたのCMを放送しないように手配をすべきだった。
実際に、考えられる対応方法を実施したと仮定すると、次の様になります。
1.前倒しにCMを放送したとしても、その疑惑があると放送した途端、この商品の販売数は伸びないと考える。
しかも、この内容を放送したら、それまでに注文した人からクレームや問い合わせが殺到する可能性がある。
結局、この商品のCMはしない方が良いとなる。
2、3の対応しかないが、できていなかった。
この番組関連の責任者を含めたスタッフ全員の神経が、行き届かなかったので、こんな結果となった。
誰がスポンサーかを考えて制作していないから、こんな結果になる。
逆に言えば、この番組は、スポンサーは関係ないと言う姿勢が良いという意見もある。
本当に番組作成の姿勢が良いとは思えない。
結論は、アホなスタッフ揃いということが明白になったと考える。
今後、この番組の楽しみ方は、この番組のスポンサーから、ジャパネットたかたがスポンサーから降りるかどうかを見極めながら、視聴したら良いと考えます。
閑話:
産地偽装と言われているのは、次の内容です。
2015年の財務省統計によると、羽毛原料の輸入先は中国が48%、台湾が29%で欧州・ロシアは17%です。
フランス産については「半分以上は偽装と思われる。」と言われております。
ハンガリー産などについても「産地の信憑性(しんぴょうせい)に欠ける。
ハンガリー産の羽毛は、鳥の種類で区別されているが、中国でも生産されて鳥の羽毛のようです。
業界団体は、原産地の偽装表示は景品表示法違反や詐欺罪が適用される」と強く警告しています。
羽根布団の詳細は、ここを参照。
http://www.noguchi-web.com/sing-sb5.html
この記事を読みこなすポイント。
・羽毛と羽根の違いを理解する
・マザーグースは、フォアグラを取るため、飼育期間が1年から6年と長いので、羽毛は大きい。
・中国産の羽毛は、北京ダッグを取るため、飼育期間は短く、羽毛も小さい。
・マザーグースはあるが、マザーダックという基準はない。
偽造している羽毛には、この手の表示が有るらしい。
・品質は、ダック<グース<マザーグースの順で上質になります。
販売している商品では、殆どが、フランス産、ヨーロッパ産と表示されて売られているが、輸入量を見れば、そんなことはありえない。
総量から見ると、明らかに産地偽造していると言う話です。
フランス産、ヨーロッパ産の羽毛を漂白するため、中国・台湾で加工されて、輸入される場合もある。
その時、フランス産に変わるかも知れない。
実態は分っていない様である。
本物を安く仕入れて、安く売っている企業が有るかも知れない。
しかし、安物を安く仕入れて、高く売っている企業もあるかも知れない。
単純に値段だけで判断できない商品であることが分かった。