韓国の朴大統領の絡みで、韓国財界の関係者が、国会で証人喚問されていた。
この時、韓国の財界の売上は、GDPの70%という話がある。
経済を全く分かっていないメディアの発言内容です。
GDPは、国内の総生産で、付加価値部分です。
売上高ではありません。
2015年の韓国の名目GDPは1兆3779億ドル(約138兆円)。
2015年のサムスンの売上高は、200兆3400億ウォン、約20兆円。
サムスンの粗利は、分らなかったので、ソニーと同じと仮定します。
ソニーの売上は、8.1兆円。粗利は、約3兆円で、37%。
同じ比率とすると、サムスンの粗利は、7.4兆円。
サムスンのGDP換算は、韓国のGDPでは、5.4%(7.4兆円÷138兆円)です。
他の財団も同じ粗利と仮定すると、GDPでは、35.7(=138兆円×70%×37%)兆円。
GDPに占める割合は、約26%(=35.7÷138)です。
この数字は、高い粗利率で計算していますので、実際は、もっと低いと考えます。
多く見積もっての25%です。
嘘の数字(70%)がまかり通る、韓国のメディア、日本のメディアのレベルの低さを感じます。
閑話:
韓国の人口は、日本の約半分の5000万人。
日本の人口は、1.3億人。
日本の名目GDPは、501兆円。
韓国の人口で計算した名目GDPは、193兆円(=50百万人÷130百万人×501兆円)。
韓国の名目GDPの138兆円とは、55兆円の差があります。
まだ、付加価値の差額の55兆円が、日本と比べると低い事を意味します。
経済学的には、次のとおりです。
国内総生産(GDP) = 個人消費 + 民間投資 + 政府支出 + 純輸出(輸出 - 輸入)