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老人の交通事故に関する偏向報道

2016-12-20 | シンキング

老人の交通事故に関する報道に誤りがあります。

調査・検討したデータは、次の通りです。

https://www.npa.go.jp/toukei/koutuu48/before/hasseijokyo/PDF/H26hasseijokyo.pdf

 

このPDF資料のP23を見て頂きたい。

このページの一番上の表は、「原付以上運転者の年齢層別免許保有者10万人当たり交通事故件数の推移(各年12月末)」です。

真ん中の表は、年齢層別の棒グラフです。

右側は、交通事故件数です。

多い順番は、次の通りです。

16-24歳 1348.9人(1.3%)

25-29歳  866.4人 (0.9%)

30-39歳  621.5人 (0.6%)

65歳以上 621.5人 (0.6%)

60-64歳  569.4人 (0.6%)

40-49歳  578.7人 (0.6%)

50-59 歳 540.3人 (0.5%)

 

これを見たら、16-39歳が、65歳以上より多いのが分かります。

決して、年寄りだから交通事故が多いと言う訳ではありません。

 

左側は、死亡事故です。

死亡事故は、次の通りです。

16-24歳  7.66人

65歳以上  5.84人

    :

確かに、老人の死亡事故は多いです。

 

しかし、この表の下の3つの棒グラフは、騙しである。

まず、年齢が、20-29歳に変わっている。

16-24歳 1348.9人なので、ここでは、20-29歳に変更しています。

その交通事故は 1016.0人(1.0%)

老人も70歳以上 678.8人(0.7%)

75歳以上 758.9人(0.8%)と、年齢を高めて人数も高めています。

 

逆に、16-19歳にしたら、2057.0人(2.0%)となります。

16-19歳の若者は、老人より、危険です。

どのメディアも、この手の報道をしておりません。

16-19歳の若者は、70歳以上の老人の3倍、事故が多いことを現しています。

これが、騙しというか、偏向報道と言う根拠です。

このグラフを見ると警視庁の恣意を感じます。 

 

報道機関は、こういう資料を見る能力がないとしか思えません。

メディアに騙されては、いけません。