長友選手は、明日未明のベルギー戦について、「準備万端」と話しておりました。
「準備万端」とか「用意万全」のように使いますが、うっかりすると言葉足らずになってしまう恐れがあります。
それぞれの意味は、万端=【そのことに関する、あらゆる事柄・手段】。 万全=【すべてに完全で少しの不備もないこと】となっています。
文字を読み解いても、「万端」は「万(よろず=あらゆること)の端々まで」であるのに対し、「万全」は「万のことが完全」ですから、両語は同義語とはいえません。「準備万端」と「用意万全」は同じ意味ではないということです。
「準備万端」だけでは「万全の用意ができた」ことにはならないことです。
長友選手の「準備万端」の言葉では、勝てません。
文字からもわかるように、「準備万端」では意味が「準備は端々まで」で止まっています。「準備が端々まで行き届いている」と言いたければ、「準備は万端+整った」と、「整った」をつけなければ準備が完了したことになりません。「万端整って」、はじめて「用意万全」と同じ意味になるのです。
詳細は、次のWEBを参照しました。
http://www.tokai-tv.com/kuugenzetsugo/20100122_takai04_7159.php
長友選手の万端は、心の中では、その後、(準備万端)「整った」と話していたと考えたいです。
準備万全でも、勝てるかどうかは、別です。
この言葉で、不安がありますが、前回、悔し涙を流した長友選手を考えると、日本チームは準備万全で頑張ってくれるでしょう。
期待します。
明日、未明のW杯は、起きて見られるかの保険も兼ねて、ビデオ録画しております。
ベルギーに勝って、ベスト8に行って欲しいです。