古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

朝青龍の新しい人生に期待する(1)

2010年02月11日 06時35分22秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 篠山を車で走っていて、山奥の蕎麦屋『ろあん松田』の近くで竹薮に手が入れてあるのを見かけました。写真の山は桧が植林してありますが、下から竹薮が這い上がって侵食しています。その竹を伐って積み上げ、桧を守っています。(写真を見ると桧林の間伐も必要です)
 ところで横綱・朝青龍が引退しました。ぼくは朝青龍が好きでずっとテレビ観戦で応援してきたので、もう見られなくなるのは残念です。年配の大人は「横綱の品格がない」とか「日本古来の精神を受け継ぐ大相撲を大事にせよ」と声をあげていますが、そんなものはずーっと前にすたれています。
 モンゴル・朝青龍・大相撲には、思うことがいっぱいあるので何回かに分けて書いてみます。

○ モンゴルの人々の善良なこころ
 定年退職後二人でモンゴル・ツアーに参加したことがあります。首都ウランバートルで寺院などを見学して、数日後にカラコルム寺院を見学する旅にでました。一日かけてバスで移動して大草原の中のゲル(丸いテント張りの部屋)に泊り、翌日は朝からカラコルム寺院の見学です。
 ツアーは6月でしたが、寺院ではその年はじめてのツアー客受け入れで、観光客はぼくらだけでした。バスでカラコルム寺院に行き、たくさんある建物を写真を撮ったり見学したりしたあと、ガイドが寺院の裏にある亀石に案内するといいます。
 かなり離れた亀石に近寄ってみると、石の前で10人余りの現地の人が民芸品みたいなものを地面に並べて売っています。しかしぼくらが近づいても声を掛けるでも呼び込むでもなく、じろじろ見るでもなく、おとなしく寄ってもらうのを待っています。もしぼくらが知らん顔して通り過ぎたらその日はお客さんはゼロになってしまうのに。
 地面に広げた店でぼくらはいろいろと買い、現地の人たちとガイドを通じておしゃべりし、写真を撮りましたが、あの人たちの控え目な、善良な笑顔が印象に残りました。
 朝青龍の笑顔にもそんな善良さを感じます。20代の若者の、やんちゃだけど善良で、自分を封じ込めてしまって何を考えてるかわからない顔でなく、生きた表情をしています。そんな若者を封殺してしまったのが今回の引退です。 (つづく)
 
 
 
コメント (1)
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