古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

山を散歩して巨大な檻を見ました。

2010年02月28日 04時28分16秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 畑に埋めるパイプを買いに出た日は、加東市のホームセンター・コーナンで買物をしてからその近くを散歩することにしました。山すその岩屋公民館に車を置き、幅広の山道を登ってみました。傾斜はきついけど四輪駆動の軽トラならなんとか走れそうな道です。
 片側は桧と杉を植林した斜面です。よく伸びて太い桧や杉になっており、間伐してやれば数十年後には立派な材木がとれそうです。道の反対側は雑木林です。クヌギ・コナラは他の木々を圧して伸びていますが地面には多様な木々が茂っています。竹に侵食されてない山は『気』がいい。
 林間に大きな豚でも入れそうな腰の高さくらいの檻が見えます。近寄ってみると『猪捕獲用檻』と札が付けてあります。こんな大きな檻を実際に見るのははじめてです。もし猪が入ったらどんなふうに捕獲するのでしょう。こんな大きな檻は一人や二人では運べそうにありません。
 さらに登っていくと道が平坦になり、向うに建物が見えます。『辻の地蔵堂』と看板がかかり、寄付した人たちの名前が掲示してあります。一休みして林間を見ると、人間が立ったまま入れそうな巨大な檻が見えます。写真がその檻です。枠は足場パイプを組み立ててあり、檻の床は三畳敷きの広さで、カボチャがいくつか置いてあります。いまはふたが落ちないようにカギがかけてありますが、それにしてもなんと巨大な檻でしょう。
 猪や鹿が一度に何頭もかかったらどうするのでしょう。鉄砲で撃つのでしょうか。麻酔銃で眠らせて縛り上げるのでしょうか。檻の存在感に圧倒されてしばらく見とれていました。
 同じ道を戻ってきて山を見上げたら、ふもとの民家の裏には竹薮があります。あと五年もしたらあの山道まで竹薮が這い上がっていくでしょう。桧・杉の林を間伐するのも竹薮を食いとめるのも容易なことではありません。  (ため息)
 
 
コメント
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