古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『チクチク』くんの出番です。

2012年06月08日 04時03分29秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
               
 道子さんがゴマを播いて、朝晩水をやりました。十数センチおきに数粒ずつ播くのです。すると写真のようなかわいい芽が出てきました。まわりの黒いものは燻炭です。これが150センチ前後の一本の茎になり、上から下までずらっと花が咲き、ゴマのサヤができます。だから苗は生長したら一本だけにして他は間引きます。
                
 ところが数粒のかわいい苗が次の日に見ると姿を消しています。そこで「犯人さがし」をしてみたら、小さいウジムシのようなネキリムシ・夜盗虫の子どもが出てきました。写真の畝の手前に掘り返したように見えるのが犯人をさがした現場です。
 これでは生長するまでにゴマの苗がなくなってしまいます。そこで我が家の強力な助っ人『チクチク』くんに助けてもらうことにします。ウッドデッキに干していた大麦を踏み、棒でたたき、それをフルイにかけて大麦を収穫しました。5,5キログラム採れました。焙煎して飲んでみたら、淡い上品な味の麦茶です。
               
 細かいフルイにかけると麦の粒は落ちないけど穂先のヒゲは砕けて落ちます。それを集めて写真のように苗の上やまわりに撒きます。(粒も少し落ちてしまいますが)これで夜盗虫・ネキリムシを防げます。上の写真の畝で、点々と淡い色になっているのがチクチクを撒いたところで、苗がまだ残っています。歯抜けになったところにはあとで数本生えているところから移植します。
 ゴマや野菜の種を播いて苗を育てるとき、チクチクくんはよく活躍します。麦のヒゲには一本一本にノコギリ状のギザギザがついており、刺さると食い込むほうにだけ進みます。
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