古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

母はショートステイをたのしんでいます。

2012年06月22日 03時28分01秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 ぎっくり腰がかなり治ってきた母は、洗顔・入浴などを自分ひとりでできるようになりました。まだ歩いて裏山に出掛けて竹の枝を切ることはできませんが、そのうちそれもやるような元気です。
 5月から母がときどきショートステイを利用するようになって、ぼくもわかったことがあります。
 家におれば安楽で、三度三度の食事もおやつも出してもらい、気の向くままに寝たり本を読んだりして過ごせるのに、わざわざ見知らぬ人に預けられて、窮屈な思いをするのではないか。そんな心配をしていましたが、心得違いをしていました。
 きのうショートステイ先に寄ってみたら、溌剌としているのです。声に張りがあり、動作もきびきびしているように思えます。自分の家で見せる顔と他人に見せる顔はちがうでしょうが、それだけでない「いのちのたかぶり」のようなものを感じます。それは5月に別の施設でステイしていたときも感じました。世話する側が勝手に「よかれ」と思ってすることとちがうなにかが、九十九歳の母を生き生きとさせています。                   
 ここの施設はユニット型でホールのまわりに個室が配置してあり、ベッドまわりもゆったりしています。今回は四泊五日のステイですが、母の様子を見ると里心どころか、新しい寝場所に弾んでいるのが伝わります。
 いのちは、ただ安楽に「食って寝て」おればいいというものではない。さらなる老いの参考にします。
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