きのう「胸苦しかった」と書きましたが、きょうは元気になって大働きしました。ブログを読んでくださったレモン屋さんから、「しっかり養生してください」とコメントをいただきました。ありがとうございます。またお訪ねくださるのを心待ちにしております。
さて今年は味噌用だけでなく、煮豆や豆乳にもふんだんにつかえるようにと、大豆を増産するつもりです。そこで去年は「40センチおきに一本ずつ苗立てしてから植えていた」大豆を、45センチおきに横に2本ずつ種で播きました。(45センチにしたのは風通しをよくするためです)そしてハトに双葉が食べられないよう防鳥ネットを張りました。ここまではバッチリ。
雨がよく降ったので写真のような苗がずらっと芽を出すのをたのしみにしていました。ところが歯抜け状態です。「6月11日に播いたし、うちの大豆は100パーセント発芽するから大丈夫」と思って毎日見ていたのですが、歯抜け状態は変わりません。そこで防鳥ネットをはずし、植えたところを掘って調べました。すると大豆が姿を消しているのです。出来損ないの大豆がいじけた芽を出すのならわかりますが、「豆がなくなる」とはどういうことでしょう。
水はけのよくないところでふやけたとしても「消滅してしまう」ことはありません。たれかが「食べた」としか考えられません。ネットが張ってあったからハトではありません。とりあえず草を削っていると夜盗虫が出てきました。何匹も。
ハハーン。オマエか。雨で固い豆が食べやすくなったのか。おいしかっただろうな。
大豆は15年近くつくっていますが、播いた豆を夜盗虫に食べられたことはありませんでした。だから「種がわるかったか」「雨が降り過ぎたか」といろいろ疑いました。でも今年は夜盗虫以外に考えられません。道子さんが苦労しているゴマと同じように大豆も夜盗虫にやられたのです。
56本出るべきところに32本も補植しなければならない畝もあります。半分以上食べられるとはひどい被害です。補植用の苗は30本しか立てていなかったので(種を播いたときでも補植はほとんどゼロでしたから)あわてて別の場所に大豆を播きました。そして大豆の畝にはヌカを撒きました。「夜盗虫はヌカを食べると死ぬ」とネットで読んだものですから。
それにしてもゴマといい大豆といい苗が手ひどい被害を受けました。夜盗虫が今年は多いのかもしれません。木(竹)酢液、アセビとトウガラシの煎じ薬、アセビ入りホウ酸ヌカ団子、捕殺などあの手この手でムシ防除に精を出すことにします。