苦くて頭がクラクラするという『クララ』の種を播きます。マメ科の植物なので、8月に細い鞘ができました。それをほぐしたら、米粒大の固い<豆>が出てきました。五円玉と比較した写真です。
でもいつ、どんなふうに播けばいいのかわからないので、ネットで調べました。すると長野県の「道の駅」がクララの苗を売っているようで、そこに電話してみました。マネージャーが出て、いろいろ教えてくださいました。参考までに電話番号を記しておきます。
道の駅「花の里 いいじま」 電話:0265-86-6580
種はいまから播いてもいいようです。「とても固くて、このまま播いても発芽率は5割にも達しません。だから皮を傷つけてから播いてください。昔、配給された玄米を瓶で突いたように。それを土に埋めておけば寒い冬を越して芽が出ます」
なんでクララの種なんか播くのかと不思議がっておられたので、「防虫の役に立たないかと思いまして」といいましたら「たしかに昔はウジムシ退治のために便所の近くにクララを植えましたね」と話しておられました。生ゴミ堆肥の大きな箱にウジムシがわくのであそこに植えるのもいいかな。
それから種を傷つけようとしましたが、ちょっと針で突いたくらいでは駄目です。そこで先の細いペンチで一粒を強くはさみ、カッターナイフで種の皮を傷つけました。かなり力を入れる作業でした。傷つけると白っぽい豆の部分が見えます。それをひと晩水につけておくと少しふくらみます。苗ポットの土に埋めて様子を見ます。
畑に入れないことはありませんが、小屋で作業しました。『ゴパン』を置く台を作るつもりでしたが、作業台を片づけ、草刈り鋸歯や鎌やハサミをダイヤモンドディスクで研ぎはじめたら、それだけで時間が過ぎていきます。小屋のステレオでイージー・リスニング・クラシックや宮崎アニメのオルゴールCDを聴きながら作業をしました。冬になるとそんな時間が毎日もてる。たのしみです。