畑には山芋をつくっており、順調に育っています。ツルが枯れたので、道子さんがきのう試し掘りしました。写真の芋です。形といい大きさといい、文句なし! 道子さんの山芋づくりは立派な出来栄えです。
用事があって神戸の学園都市に出掛け、大きな電気店に寄ってカセットテープレコーダーを買いました。家にあるカセットテレコを出してみたら二台とも動かないので。
あまり大きな店なので入ってもキョロキョロウロウロするばかり。若い店員が声を掛けてくれました。「カセットテレコが欲しいんだけど……」すると若い店員は思案顔。「そんな製品がまだ置いてあったかどうか……」「そうか。いまはヴォイスレコーダーとかいろいろあるからなー」こちらも納得して、それでもウロウロしているとテレコがありました。しかしCDもかかる大きなテレコです。
「CDはいらんし、大き過ぎる。困ったな」立ち往生していると、年配の店員が声を掛けてくれました。
「小さいカセットテレコならこちらにあります。これがなくなったら大変です」店員が案内してくれたら、ちゃんと並んでいるではありませんか。やっぱり年配の店員はありがたい。
ぼくたちの世代は、大人になってから『カセットテレコ』という便利なものと出会い、長い間愛用してきました。なんでも手軽に録音できるし何度でも繰り返し聴ける。「こんな便利なものはない」と重宝してきました。『テープレコーダー』と出会ったときの感動、自分の声を録音して聴いたときのあの<くすぐったいような>感じは忘れません。
「カセットテレコよ、永遠なれ!」
ぼくが声を掛けなくても愛用者はまだ山ほど生き残っているでしょうが……。