村の老人クラブの会計係なので農協にお金を引き出しに行き、開店まで10分ほど付近を歩いてみました。道沿いの家に柿の木があります。渋柿のようで、軒下には干し柿がいっぱいぶら下がっています。それでもまだどこの柿をとったかと思うほど鈴なりになっています。ありふれた秋の様子なのに「田舎の秋はいいなあ」と思います。
田舎暮らしの「秋のうるおい」をお伝えしようと、まわりの低い山々の写真を撮るのですが、雑木林のあの色づきはなかなか写りません。この地味な空気感は、毎朝散歩してその場の空気を吸っていただくしかないようです。山々にも田畑にも道ばたにも、秋がこぼれそうなほどです。