古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

クラリネットをたっぷり聴きました。

2019年10月26日 23時16分58秒 | 古希からの田舎暮らし
 26日(土)は、コスミック・ホールで《日本木管コンクール・クラリネット部門》の2次予選がありました。木管コンクールは/クラリネット部門/フルート部門/が一年交代であります。
 クラリネット部門の2次予選は「モーツアルトのクラリネット協奏曲(K622)全曲を暗譜で演奏する」です。全曲の演奏には約30分かかります。
 今年のコンクール出場者は120名です。2次予選に残った人は15名。その人たちが朝から夕方までピアノ伴奏で演奏するのです。コンクールですから、演奏は真剣です。若い人が練習を積んで、全力で挑む。
 コスミック・ホールは響きのいいホールです。演奏する人も聴く人も、実に気持ちがいい。開館した頃には、チェロのミッシャ・マイスキーが演奏しています。「こんな田舎の小さなホールでマイスキーが演奏したのか」とびっくりします。
 さて、その気持ちのいいホールで、こころゆくまで「モーツアルトのクラリネット協奏曲を聴く」。
 朝から一人で出掛けて午前中6人の演奏を聴きました。午後は用事があって、聴けませんでした。その用事のことは別の日に書きます。

 同じ曲を、なぜ何度も聴くのか。
 特に第二楽章を聴くのは「気持ちがいい」。
 行ったことはありませんが『天国』というところでは、おそらくこの曲か、モーツアルトのもう一つの曲(K581/クラリネット5重奏曲の第二楽章)がしずかに流れているでしょう。
 世界中の多くの人がそんなふうに思う。
 こころの固い殻がはずれて「たましい」がホッとひと息つく。そんな気持ちになる曲です。
 今年の2次予選は終わりました。来年はフルート部門。次に「聴く」のは再来年の秋です。
 精魂込めて演奏する楽器の生の音を、このホールで聴く。そのときをたのしみに、生きることにします。
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