古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

朝ドラ『あぐり』(再放送)を見ています。

2021年05月10日 23時11分07秒 | 古希からの田舎暮らし
 いま、NHKのBSテレビで朝ドラ『あぐり』を再放送しています(朝7時15分~)。『あぐり』は1997年に放送されましたから、24年まえの朝ドラです。毎朝見ています。
 吉行あぐり(女優・吉行和子の母親)はこの放送のとき90歳になっていました。ドラマに出てきたエイスケは昭和15年に亡くなり、美容院を経営し、その後再婚した夫が亡くなったので、「もういいでしょう」ということで〈ドラマ化・放送〉となりました。
 吉行あぐりはドラマを放送された後も元気に長生きして、2015年に107歳で亡くなりました。90歳を過ぎてから娘の吉行和子と海外旅行や国内旅行に出掛けたり、自分の美容院で美容師として仕事をしたり、元気なことが話題になっていました。
 そのあぐりは、99歳のときに自宅で転び、骨折しました。そして、入院/手術/リハビリ/で、車イス生活になりました。しかしあぐりは、老人用施設への入所やデイ・サービスなどはイヤがり、複数のお手伝い(兼・付き添い婦さん)と娘(和子)の世話になりながら107歳まで生きたのです。
 吉行和子は、同じマンション(別の階)に暮らし、母のために仕事をして稼ぎ、自分も介護して、面倒を見てきました。いま和子は85歳になっています。

 さて、ここからは83歳のワタクシのことになります。
 ぼくは、明治19年生れの祖母にとって初孫でした。年子のようにつづいて、妹/弟/が生まれたので、祖母がヨチヨチ歩きの頃からぼくをひきとって育てたそうです。その祖母は103歳で亡くなりました。母は先年、105歳10ヵ月で亡くなりました。行年107歳と墓碑には書いています。
 そして、ぼくの親友は、まわりにいなくなりました。
「あの世に行ったら、おしゃべりすることがいっぱいあって、たのしいだろうな」と思いますが、田舎暮らしのお蔭で、外仕事ができて、コロナ時代でも、たのしく生きています。
「オマエは、何歳まで生きる気なんや?」 / 「90歳ちょっと出たくらいまでがええ。PPKでコロッ!と。100歳越えて、介護してもらうのは遠慮したい」/「そんな、思い通りにいくか。前にブログに書いたみたいに、仏さんに〈PPKは予約でいっぱいや。アッ! 明後日一人空いとるわ。そこに入れようか〉と言われたらどうする?」/「ちょっと待っとくんなはれ。8年くらい後にまわしてーな」/「そない言うやろな。勝手なもんや」/ ……
 朝の瞑想でそんな思いをころばせることもありますが、最後は、「ま、どうなろうと、最後はちゃんと死ぬんやから、ま、ええか」。
コメント
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