古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

中島みゆき『時代』のコメントを見て。

2010年07月04日 02時10分07秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 you tube で音楽をよく聴くのですが、いくつかの「お気に入り」の中に中島みゆきの『時代』があります。シンガーソングライターの彼女が20代の頃に歌った曲ですが、この歌に励まされる人はいまも世代を越えてあるようで、多くの人がクリックしています。そのコメント欄に先日こんなコメントを見かけました。
 
「阪神大震災の直後手術に疲れ果てた医師がその曲を聴いて屋上に上がって大声で泣いたと聞きました。救援物資をボランティアで運んでいた僕も泣きました。いい歌ですよね。」
 
 このコメントを見ただけであの地震直後の緊張感が戻ってきます。ずいぶん遠くなったと思いながら暮らしていますが、心と体にあの地震はしっかり刻まれています。
 雨が降るので外の仕事ができません。膝を休めていい静養になります。畑の作物にこんな長雨はよくありませんが仕方ありません。家でゴロゴロして過ごしています。
 図書館から『忘れ得ぬ戦後の日本』(西日本編)(写真……薗部 澄)という本を借りて眺めています。昭和二十年代三十年代の写真がいっぱい載っています。舗装してない道路。人力に頼る運搬。人と人が向き合う販売。数多い子どもの遊ぶ路地裏。この写真を懐かしく見る世代はわずかになりました。時代の通り過ぎる風が体に当たるようです。
 
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