古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

電気柵の位置を変えます。

2015年07月10日 04時38分47秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                     
 畑の北の土手と遊歩道です。いま土手の下のほうに電気柵をしています。電気柵の下は草が生えないよう防草シートを敷き、土手の草を刈りやすいように材木で足場をつくっています。また草刈り機で切れないように、防草シートの上端を板で押さえています。
 この足場はもともと製材所の野積み材木でしたが、腐って危なくなってきました。
 で、考えました。
 イノシシやアライグマを締め出すための電気柵ですが、遊歩道は出入り自由でもかまいません。畑に入らなければよい。だから土手のややこしいところに電気柵をしないでもっと内側にしたらどうか。写真でいうと左側の黒いシートのところに電気柵を移動する。
 きのうからその作業にとりかかりました。
 草の勢いがすごいから、防草シートを敷きます。電気柵の杭を打ち込み、電線を張ります。いまの土手の足場は撤去します。
 足場に乗って、電気柵越しに上の草を刈るのは、やりにくい仕事でした。足場の下の草も刈りにくかった。その難渋から解放される。
 頑張ります。
 
 妙子さんがステイ中にトイレに行こうとして転びました。トイレに行かなくてもいいようにしていますが、本人は行こうとします。で、腰を打ったようです。病院で診てもらって骨折はしてませんでしたが、動くと打ったところが痛むようです。(いままでにも何度も転び、腰などを打ちましたが骨は丈夫です)
 一つそういうところがあると、すべての機能が退化したみたいになります。自分で食べずに食べさせてもらい、飲ませてもらうようになります。「寝たきり」みたいになります。
 今年は冬にインフルエンザにかかって熱が出たとき、やはりすべての機能が退化したみたいになりました。でもひと月ふた月するうちに、自分で食べるようになり、自分でトイレに行くようになり、少しの介助で入浴するようになりました。5月に102歳の誕生日をむかえても順調でした。
 人生は試練の波がつぎつぎと寄せてくるようです。その波に立ち向かうように、彼女は力をふりしぼって起き上がろうとします。見守りながら「自分の更なる老い」への学びとします。
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肉食アメンボの現場を撮りました。

2015年07月07日 05時04分17秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から

 水に落ちたムカデを5匹のアメンボが食べています。
 アメンボは肉を消化する液を注入して、ムカデの肉汁を吸います。ムカデは生きていて体を動かしますが、アメンボは平気のようです。アメンボは共食いするそうですし、大した肉食系です。一日に蠅(ハエ)一匹くらいがアメンボの食糧だそうですから、ムカデなら群がっても大丈夫でしょう。
 雨で畑仕事はできないし、ちょっと用事もあって神戸の『しあわせの村』に出掛けました。神戸の須磨で暮らしていたときはときどき『しあわせの村』の温泉に入りましたが、数年ご無沙汰。久しぶりに『花梨』で食事しました。何にも変わっていない。懐かしい!
 植栽されてる樹木が大きくなり、建物や施設としっくり合ってきました。1977年設立ですからもうすぐ40年。いい『村』に育ちました。
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池が裏山になじんできました。

2015年07月06日 02時22分04秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                       
 裏山の池です。手前の緑は『天上蓮』です。瓶に入れて池に沈めました。つぼみが見えないので今年咲くかどうかわかりません。この蓮は数年前に善祥寺で根っこの切れ端をいただいたものです。前庭で火鉢に植え、花が咲くようになり、株分けしました。水が澄んで底まで見えるようになり、山の細い木を伐って橋みたいに渡したり、砂利を敷いたりして、池が裏山になじんできました。
 朝起きて外に出ると、まず池をのぞきに行きます。メダカ・アメンボ・オタマジャクシ・タニシしかいませんが、姿をたしかめると安心します。ペットの動物を飼う人はもっと気持ちが入るのでしょうね。
 メダカの餌やりは道子さんです。彼女もひとしきり池をのぞきます。(水量やにごりチェックはぼくがします)
                       
 こちらの写真は『ミモザ』です。ミモザの花は4月に終わりました。6月にはすべての枝先を切り落として強剪定しました。ひと月もするとすべての枝先に、来年の花になる新芽が出てきます。またまっ黄色の花がこぼれるほど咲いてくれるでしょう。
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今年も『クララ』に蛾の幼虫がやってきました。

2015年07月05日 08時47分11秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
『オオルリシジミ』という蝶の幼虫が食べる唯一の草が『クララ』です。かつて日本のどこでも生えていたクララですが、いまはほとんど消えてしまいました。その草を食べる蝶のほうも絶滅寸前で、長野県の安曇野と阿蘇のどこかにだけ生息しています。
 オオルリシジミはいませんが「うちの畑にはクララが生えてます」。そのクララに今年も害虫がやってきたみたいです。もしクララを植えておられたら、気をつけてください。
 写真は去年の夏、うちの畑のクララにやってきた『ウスベニオオノメイガ』の幼虫です。クララの葉を食べます。去年うちの畑で撮りました。(2014・8・7のブログにアップ)きのうクララを見たら、茎の先のほうの葉が、どうも少ない感じです。あの幼虫が今年も来たよかな。去年も書きましたが、クララなんてこの界隈に一本も生えてないのに、どうして「クララがここに生えてる」とわかるのか不思議です。
 長野県安曇野でも、オオルリシジミのために育ててるクララに、ウスベニオオノメイガがやってくるそうです。放っておくとクララが丸坊主になってしまいます。いまサヤができていますが、豆(実)が入らないで枯れてしまうかもしれません。 
 どうするか。一匹一匹捕殺するしかありません。ウスベニオオノメイガの幼虫はしばらくクララの葉を食べて暮らし、やがて蜘蛛の糸のようなものを出して繭になります。繭のついた枝を切って燃やします。
 ウスベニオオノメイガは一度これをやればほぼ退治できます。
 
 
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キュウリを毎日丸かじりしています。

2015年07月04日 02時48分41秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                     
 ぼくが手に持っているキュウリ。道子さんが収穫の時に見落として、少々長くなっています。「このキュウリを丸かじりするぞ!」という記念写真です。ピーラーで皮をむいて、塩をつけて食べます。うちの畑で採れるキュウリは「これぞキュウリだ!」という味がします。(買ったキュウリはそんな味がしないように思います)食べはじめると「ペロッ!」っとかじってしまいます。かくして「キュウリ丸かじり」の日がつづいています。
 それでも毎日毎日、キュウリは採れます。大志くんや萌ちゃんのお母さんたちが毎週持ち帰ってくれたらいいけど、都合で来ないときはキュウリが溜まります。ぼくが頑張っても食べきれないので、道子さんはせっせと『キューチャン漬け』をつくります。これがまたうまい。道子さんはキュウリを、第3次までつくります。次々と種を播き、苗を育てます。村の人が「うまいこと次々とキュウリをつくらはる」と感心しておられました。
 きのうは一日がかりで裏山の池に排水口をつけました。水路調整に時間がかかりました。
 これで雨が降ってもオーバーフローする心配はなくなりました。アメンボやメダカも大丈夫。池の水が減れば水道水をろ過箱を通して補給します。池はかなり水量があるし、エアレーションしてるし、水道水はろ過箱を通過するし、「カルキ抜き」のために「汲み置き」しなくても大丈夫でしょう。
 柵沿いに咲いているのはヒマワリです。あの高さで咲く品種で、我が家の垣根に夏を招来してくれてます。
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三木市中央図書館に行きました。

2015年07月03日 00時42分48秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 母・妙子さんは今日からショート・ステイ。送り届けてホッ! まず前日(7月1日)にオープンした図書館に行きました。

 裏山の“みどり”を抱き込むような全面ガラスの窓。一歩入ると、こころがひろがります。
 夏の一日、朝からゆっくり、ここで読書の日。いいだろな。

 妙子さんに『人生の復習』をしてもらおう。
 長い人生の途上で起きた、さまざまな《出会い・出来事》を思い出すことで、霞(かすみ)のかかりつつある頭に空気の流れをつくり、さらなる《思い出》を引き出せないか。そして脳を生き生きとさせられないか。
 そう思って、写真をノートに貼り、横に撮影した場面の説明をつけました。特に撮影時の年齢、その人はいま生きてるか(いつ死んだか)、この写真のとき妙子さんはどんな気持ちだったか。
 説明は読みやすいように、18ポイントの字でパソコンで打ちました。横で見ていた道子さんが「あなたが認知症になりかけたとき見たら役に立ちそうよ」。
 そうかもしれんなー。
 そのノートを持って、妙子さんはいまショート・ステイしています。字を見たら読みたくなる習性をもった妙子さんですから、繰り返し繰り返し、見てくれるでしょう。
 2,3日したら様子を見に行きます。
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頭よ、やわらかく働け!

2015年07月02日 01時25分02秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                        
 写真は草刈り機とベルトをつなぐ部分です。これの「はずし方」は2通りあります。《右の輪っかに指をかけて引く方法》と《軸とベルトをつなぐ金具のバネを押さえてはずす方法》。
 ぼくは長い間、金具のバネを押さえてはずしていました。大豆畑トラストで、共同で使う草刈り機の輪っかを引いてはずしてあると、「だれや、こんなはずし方して。一度教えてあげなあかんな」と思っていました。
 草刈り機を振り回して15年。今年になって「輪っかを引いてはずすのが正解なんや。ぼくはずっと間違ったはずし方をしてたんや」と気付きました。おそらくはじめにあれこれさわってはずれたとき、「こうしたらはずれる」と思い込んだのでしょう。それから15年間、輪っかを引いてはずしてあっても、「こっちのほうが正解や」と思わなかったのです。
 頭が固いから、頑固で自分の思い込みに固執するから、「自分は正しい」と思って間違ったやり方をしていました。
 老人になると、頑固になり、自分のやり方に固執するようになり、思い込みがつよくなる。モノを探すにしても「ここに置いた。ここにあった」という思い込みがつよく、ちょっと横にずれて置いただけで見つけられない。
 思い出すのは以前道子さんに来た年賀状のことです。その年賀状には「毎日、お義母さんと『宝探し』をしています」と書き添えてありました。おそらくどなたも、身近にそんな老人がいて「財布がない。通帳がない。印鑑がない。宝石がない。○○がない。どこに仕舞ったのだろう。誰が隠したのだろう。誰が盗ったのだろう」と思いめぐらし、ウロウロしているのではないか。
 そんな「固くなっていく頭」に効くのは、音楽をきく・歌う/自然を眺める/土にさわる/生き物にふれる(動物でも植物でも)/することや仕事があって(目標があって)達成感が味わえる/ではないか。
「田舎に暮らすようになってよかった。街で暮らしてたら、いまごろ何してたかなあ」とふと思うことがときにあります。
 
 
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クララは種(豆)をとってから根を活用します。

2015年07月01日 17時36分29秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                      
 クララの花が散って、豆のサヤが伸びてきました。細い緑がクララのサヤになります。このサヤの中に米粒ほどのクララの豆(種)ができるのです。いま手持ちの種はないので、豆を収穫してからこの株全部を掘り出して根を活用するつもりです。
 山には十数本、畑にも4本ほど去年苗植えしたクララが伸びています。でも花が咲き、豆が出来るようになるのは2年後でしょうか。それまでは今年収穫する豆(種)で苗をつくり、裏山の山頂や畑の土手に植えるつもりです。
 ですからクララの根(苦参=クジン …… 日本薬局方登録の薬)は来年の春に掘り出して、ムシの忌避剤にします。6年物の根になるのでたっぷり苦い根がとれそうです。
 ムシが葉っぱを食べて、「ニガイ! アー、なんて苦いんだ! 頭がクラクラする。ニガイニガイ! 水をくれ!」なんてわめいて退散したら、うちの畑に寄りつかなくなったら、超うれしいけど。(但し草食系のムシだけです。テントウムシ、カマキリなど肉食系は頑張ってくださいね)
 来年は、うちの畑は、食べ放題にしないぞ! ベジタリアンのムシたちよ!
 
 
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