前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

ハイドン 交響曲第101番ニ長調『時計』 (トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ)

2013-02-10 19:43:07 | ハイドン先生の作品
トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズの演奏会を
三鷹市芸術文化センター(風のホール)で聴いてきました。

曲目は

  ハイドン 交響曲第101番ニ長調『時計』
  ベートーヴェン 交響曲第3番変ホ長調『英雄』

指揮は鈴木秀美さんです。


古典派交響曲は少人数のオケで聴く方が好きなのですが、今日の演奏は、
管楽器群(ティンパニ含む)が13人(英雄は14人)に対して弦楽器群が24人
という、コレギウム・アウレウム並みの編成です。

ハイドン先生の『時計』は、演奏の出来、という面で不満もなくはないですが、
(あと演奏前の指揮者の「お話」ね。あれ、いらないです)
ハイドン先生の曲をこの少オケの生演奏で聴けた、というだけでも大満足です。

ホールもこじんまりとしていて、古典派交響曲にはピッタリです。

こういう素晴らしい曲を沢山残しているんですよ!ハイドン先生は!!
ハイドン先生の誇らしげな顔が浮かんできて、涙がでそうになりました。


照れるハイドン先生

と、この『時計』一曲でコンサートが終わっていたなら、
ハイドン先生の偉大さを熱く語りつつ、大満足で家路についたのですが・・・


後半は私の"天敵"?ベートーヴェンの『英雄』です。

「超有名で超人気があって音楽史的にも超重要な超傑作だけど、どうにも好きになれない曲」
ランキングの不動の一位です。
(少し離れた第二位は『未完成』)

今日のような少オケ小ホールで、その上、ハイドン先生の音楽を聴いていい気分でしたので、
この『英雄』を好きになる条件が揃っていたと思うのですが・・・(T_T)


やっぱり、この曲、ダメですわ。どうにもこうにも好きになれない。
今日、聴いていて感じたのは、"好きになれない理由"の7割は第2楽章ですね。
(あとの2割9分は第4楽章)

あまり好きではない曲でも最終楽章がよかったりすると、それなりの満足感があるのですが、
この曲の場合、私のピークは第1楽章で、後はひたすら退屈で長い・・・。
(演奏自体はとても良かったです)


指揮者も演奏者も、お客さんもみんなこの曲が好きなんだろうなあ、いい気分なんだろうなあ・・・
という"孤独感"も、好きになれなさ具合に拍車を掛けています。


『英雄』を好きになるチャンスがあるとすれば、あとは
「楽友協会大ホールでのウィーン・フィルの定期演奏会で聴く」くらいかなあ。
(チャンスが巡ってくる可能性はほぼないですが)


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