前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

『ジークフリート』を聴いてみる。ついでに 『ワルキューレ』 を観てみる。

2011-02-24 22:07:34 | クラシック音楽
引き続き、第2夜『ジークフリート』を第1幕まで聴きました。

飽きることはありませんが、どこを聴いても違いがわからなくなってきました。
初聴ですので仕方がありませんが。

第1幕は、同じ動機が何度も出てくるように感じますが、
単に覚えやすい動機だからそう思うだけで、ほかの曲も同じなのでしょうか。


終盤、ノイホルト盤では金槌のような金属音が盛んに聞こえます。
どんな場面なのでしょう?
剣を交えているのか、それとも鍛冶屋かな?
(あらすじとか読めばいいのでしょうが、あえて読まずに最後まで行きます)

ちょっと曲調も、コミカルとまでは言いませんが、それまでとは違った感じです。
(ショスタコっぽい?)


『ニーベルングの指環』全曲としては、やっと後半戦に突入したばっかりですが、
我慢できずに『ワルキューレ』のDVDを買ってしまいました。

 ダニエル・バレンボイム指揮
 バイロイト祝祭劇場管弦楽団
 ハリー・クプファー演出
 ヴォルフガング・ワーグナー芸術監督

早速、第3幕を観ています。

天井から階段が下りてきて、ワルキューレ達が登場します。
で、Hojotoho! Hojotoho!(←かなり気に入ってます)


今までオペラ全般にあまり興味がなかったというか、避けてきましたが、
なんという「贅沢」な芸術でしょうか?

大掛かりな舞台美術に、100人超のオーケストラの生演奏、
そして鍛え抜かれた声帯を持つ歌手たちが、生声で歌いながら演じる・・・。


やばい・・・ワーグナーに嵌りそうです。



余談ですが、
「バレンボイム」を変換したら、私のパソコンでは「馬連簿医務」になりました。

『ニーベルングの指環』 ~ 『ワルキューレ』 を聴いてみる(つづき)

2011-02-23 21:35:37 | クラシック音楽
Hojotoho! Hojotoho!

Toyukotode もとい、ということで『ワルキューレ』は第3幕に突入しました。

ワーグナー音痴?の私でも知っている「ワルキューレの騎行」です。
『ニーベルングの指環』全体からすれば、まだ半分にも至ってませんが、
ここが私にとってのクライマックスかもしれません。


ノイホルト盤では初めのうちは金管楽器の音がかなり小さいです。
単に録音のせいかと思いましたが、
弦楽器と木管(主にフルートとピッコロかな?)を目立たせるためかもしれません。

渦巻く風音のような印象です。

徐々に金管楽器(トロンボーン?)の音量が増していき、Hojotoho! Hojotoho! です。


まさしく、これ以上ないような「劇的」な音楽による幕開けです。すごいなあ~


どうしても映画「地獄の黙示録」のヘリコプターによる空爆のシーンを思い出しますが、
あれも"本家"に劣らないほどの効果的な使い方ですね。

などと書いているうちに第1夜も終わりを迎えようとしています。

明日からは第2夜『ジークフリート』です。



あと、ワルキューレ⇒ヴァルキリー(VALKYRIE)で「マクロス」も思い浮かべてしまうのですね。

『ニーベルングの指環』 ~ 『ワルキューレ』 を引き続き聴いてみた

2011-02-23 00:14:14 | クラシック音楽
『ラインの黄金』に続き、『ワルキューレ』を聴き始めました。
といってもまだ第2幕の途中までですが。


『ラインの黄金』に比べて第1幕の最初の方はちょっと大人し目で
大丈夫かな?と思いましたが、後半盛り上がってきました。

"ちょっと大人し目"とか"盛り上がってきた"とか、
とてもクラシック音楽を聴いた感想とは言えませんね。

まあ、長年クラシックを聴いてきたとはいえ、初めて聴く曲は大抵こんなものです。


第2幕の最初の方で、ようやく聴き覚えのある旋律が出てきました。
唯一知っているワルキューレの旋律です。
まずははこんな風に断片的に出てくるんですね。

あと「あれ、この動機は前にどっかで出てきたなあ」というのが一つ二つ・・・。
もう、かれこれ3時間半くらい聴いているのに、この程度です。


1日1時間強聴いているので、このペースで行くと2週間ほどで聴き終わる予定です。
(聴いたというか、耳にした?)


それもこれも「ipod様様」ですね。
昔、ウォークマンが登場した時は「音楽の聴き方(楽しみ方)が変わった」と言われましたが、
私にとってはipod(MP3プレーヤー)が「第二の革命」ですね。

ハイドン先生の交響曲も、ipodがなければ全部聴くことはなかったでしょう。
そして『ニーベルングの指環』に挑戦することも。



ところで、遊歩道さんから驚愕?の調査結果を教えて頂きました。
(昨日のコメント参照)

気を付けないと・・・

『ニーベルングの指環』 ~ 『ラインの黄金』 をとりあえず聴いてみた

2011-02-21 21:26:29 | クラシック音楽
『ニーベルングの指環』の序夜『ラインの黄金』を聴きました。
第2幕までは家で半ばBGMとして、残りは通勤途中にipodで。


私の買ったノイホルト盤ですが、オーケストラの音が聴き辛いところも若干ありますが、
歌声ははっきりとしてよく聴こえます。

ライブ盤特有のミスもいろいろあるようですが、
「元」を知らないので、その点は全く気にならない、というかわかりません。
(知っているのは精々「ワルキューレの騎行」管弦楽版くらいで、
"歌声入り"の演奏は、映画「地獄の黙示録」で聴いたことがあるだけです)

でも、オーケストラも派手ですし歌声も迫力がありますので、
聴いていて面白かったです。


登場人物が誰なのか、何人いるのかもわかりませんし、そもそもストーリーも、
wikipediaなどを"ちら見"した程度で、予備知識はゼロに等しいですが・・・。
(なんか力のある指環をめぐって、三つ巴、四つ巴の争いが・・・て感じ?)

『ラインの黄金』は四部作の中でもっとも短いですが、
この後も躓かずになんとか完走できればよいのですが、まだ油断はできませんね。


ところで、街中で音楽を聴いていると曲によって気分というか精神状態が変わります。

例えば、バッハ大先生の「マタイ受難曲」を聴いているときは
なにかとても清らかな気持ちというか、全てを赦せるような気がしてきます。
("気がする"だけです。車内で携帯で話している人がいれば"イラ"っとします)

ハイドン先生の場合は、(曲にもよりますが)やはり楽しい、温かい気持ちになります。


『ニーベルングの指環』はその点、他のクラシックとはかなり違いますね。
どこかロックを聴いているような気分というか・・・。

ミッシェル・ガン・エレファントのように、ちょっと自分が"カッコよく"なったような、
「俺いま、リング聴いてるぜっ!」的な。

サラリーマンですから着ているのはスーツですが、気分はライダースです。

ハイドン 弦楽四重奏曲第70番ニ長調

2011-02-20 13:35:18 | ハイドン先生の作品
通勤・帰宅途中にipodで音楽を聴いていますが、
交通量の多い道ではやはり危険なので聴くのは主に電車の中です。

重たい曲、激しい曲はあまり聴きたくないなあ、という時などによく選ぶのが
ハイドン先生の弦楽四重奏曲第70番ニ長調(の第1楽章)です。
演奏時間も6分位とちょうどよく、テンポもよいので車中でも聴きやすいです。


ハイドン先生の弦楽四重奏曲の中で最も好きなのが、この第70番(の第1楽章)です。
1793年に作られた「アポーニー四重奏曲集」の第2曲です。


ハイドン先生の作品で「気に入った曲に新たに名前を付ける」というのが、
私にとって、ハイドン先生の曲を聴く上での一つのテーマになっています。

今までに付けたのが

  交響曲第39番ト短調 ≪木枯らし≫
  弦楽四重奏曲第22番ニ短調 ≪ため息≫

の2曲ですが、この第70番について思いつきました。

  弦楽四重奏曲第70番ニ長調 ≪おしゃべり≫

です。


第1楽章、四つの楽器が呼応しあう様子が、
女性がぺちゃくちゃと賑やかにおしゃべりしている姿を彷彿とさせますので。
(≪かしましい≫だとちょっと失礼かなと思いますがイメージとしてはそんな感じです)

如何でしょうか?